2017-07-02

初体験!博多港クルージングパーティ...

先週日曜日、バーの五周年パーティで博多港マリエラ・クルージングを体験させていただいた。マスターとは、彼の中洲デビュー当時からの付き合いで、二十年くらいになろうか。お酒の弱いバーテンダーはよく見かけるが、彼はその中でも弱い。その分、デリケートなお酒を作るとも言えそうか。いや、最近はお弟子さんに任せっきりか...
地下とはいえ、中洲のど真ん中に店を構え、そして独立五年目で船を一隻チャータし、百人以上詰めかけたという次第。短い期間で、こんな立派な催しが企画できるとは、大したものである。
ちなみに、おいらも今年で独立十五周年。十周年には、ささやかな酒席を催したが、いつもの飲み会と何が違うんだって突っ込まれる始末であった...




ところで、日曜、祭日といえば、どこへ行っても人が多い上に、行付けの店が総閉まり。なので、天の邪鬼の休日は世間とは真逆である。連休には存分に集中して仕事をし、年末には除夜の鐘が BGM で鳴り響き、年が明けた瞬間にも気づかない。仕事は半分趣味のようなもの。電子回路設計なんて、ちまちましたことは、好きでもなければ、やってられんだろう。
そして、イベントが日曜日にあるということで、出席するか?ちと悩んでしまった。バーテンダー仲間では、その方が都合がいいようである。最近、騒々しい飲み会は、たいてい欠席するようにしている。歳のせいか、優先順位を気にするようである。
しかし、だ!クルージングとなると、話は違ってくる。人生で優先すべき事は何か?今の仕事は、それほど重要な事か?と問えば、答えはすぐに見つかる。初体験!という言葉の響きには、いくつになってもワクワクさせられるものがある...




案内状に、ドレスコードは赤!
何か一つ赤いものを身につけて... とのことなので、ワインレッドの裏地に、ブラックラベル風の着物でチラリズムを演出する。ただ、上品な海上(会場)で裏地を見せる機会があるはずもなく、わざわざ自分でめくってアピール。なんて上品な客だろう。千鳥足には船の揺れで相殺させ、赤ワインに酔った体もしっかりとした足取りに見えるという寸法よ...




音楽の演出は感動モノ!
お酒や食事が華やかなのは想定内だとしても、音楽の演出には感動した。ピアノ、バイオリン、ハープに、アルゼンチンタンゴの楽器バンドネオンのライブ。惚れっぽいおいらはイチコロよ。バンドネオン演奏者の川波幸恵さんは、2016年世界チャンピオンだそうな。CDも発売され、9月にもコンサートがあるというので、さっそくチケット状況をググる。
何に感動したかって、選曲が... なにしろ仕事で BGM にしている曲のオンパレード。そして、"You Raise Me Up" が奏でられた時、つい陶酔してしまう。いや、泥酔か。どうやら、おいらの仕事のリズムは、船の揺れにマッチしているらしい。
てなわけで、マスターには悪いが、パーティそっちのけで最前列で聴き入ってしまう。まさに人生の優先順位を謳歌したひとときであった...






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