アル中ハイマーの独り言
おいらは酔いどれ天の邪鬼! 頭はいつも Kernel Panic !
Drunkard Diogenes = Toto's Page
2025-06-22
"消費社会の神話と構造" Jean Baudrillard 著
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産業革命によってもたらされた生産社会。これに触発されて出現した消費社会。おかげで、人々の生活は豊かになった。 だが、事の発端は古代に遡る。貨幣の発明によって生み出された交換社会。おかげで、交換の対象となるものすべてに価値が見い出され、揉め事も命の代償までも貨幣で精算されるようにな...
2025-06-15
"les objets singuliers - 建築と哲学" Jean Baudrillard & Jean Nouvel 著
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のどかな春風に誘われ、アンティークな古本屋を散歩していると、哲学者と建築家がなにやら談義を始めた様子。春風駘蕩たるとは、こういうのを言うのであろうか... 哲学とは、真理を探求する学問、いわば理想を求める世界。建築とは、現実に照らした技術、いわば妥協を生きる世界。互いに相い容れぬ...
2025-06-08
"バッハ - 神はわが王なり" Paul du Bouchet 著
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バッハに目覚める... そう思えるようになったのは、三十代半ばを過ぎたあたりであろうか。宗教色があまりに強く、そればかりか、ラブシーンまがいの台詞を延々と聴かされた日にゃ... 目覚めも悪くなる。 ルター派教義のエヴァンゲリストが音符で福音を刻めば、聖トマス教会の高くて広々とした...
2025-06-01
"マタイ受難曲" 礒山雅 著
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クラシック音楽に目覚めたのは、小学生の頃であったか。ドヴォルザークに始まり、ベートーヴェンに、チャイコフスキーに、モーツァルトに、ショパンに嵌った記憶がかすかに蘇る。 しかしながら、バッハとなると、ずっと敬遠してきたところがある。宗教色があまりに強く、そればかりか、ラブシーンまが...
2025-05-25
"統辞構造論" Noam Chomsky 著
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言語学の革命と称される生成文法理論の誕生は、「統辞構造論」という一冊の小冊子によって告げられたという。それは、当時流行していた二つの理論の限界を示しつつ、これらに論理構造という視点を加味する形で展開されるとか... 尚、本書には「言語理論の論理構造 序論」も併録され、福井直樹、辻...
2025-05-18
WinScreeny との戯れ!ジャンクコマンドに癒やされる...
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気分転換に、WinScreeny... それは、Cygwin 版 ScreenFetch といったところ。そう、unix 系でお馴染みのアスキーアートだ。CLI 環境が手放せずにいるネアンデルタール人の憩いの場! 人生とは、無駄をいかに楽しむか!ということであろうか。それで、無駄...
2025-05-11
xdotool との戯れ!Window ID の取得で、ちと悩むものの...
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起動位置やウィンドウサイズを記憶してくれないアプリケーションがある。 gnome-terminal のように、--geometry オプションが使えるとありがたいが、できないアプリケーションもある。すべてのウィンドウ配置をコマンドラインで制御したいというのは、いまだ awk や ...
2025-05-04
セントからロッキーへ鞍替え!いや、本家回帰か...
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ショッキングな CentOS 終了宣告で CentOS Stream 9 に乗り換え、一年が過ぎた。安定感はまあまあ... 騒ぐほどのことでもなかったかなぁ... と同じ感覚で Stream 10 へアップデートすると、なんじゃこりゃ!GUI の不安定感は、Fedora 並み!?...
2025-04-27
"最適性理論" Alan Prince & Paul Smolensky 著
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「最適性理論」とは、1993年、アラン・プリンスとポール・スモレンスキーによって提唱された言語学の理論だそうな。それは、 「人間言語の普遍性をすべての言語に共通の制約の集合によってとらえ、言語間の差異を制約の優先順位の違いとして説明する理論」 だという。 本書は、この理論の創始者...
2025-04-20
"生成文法" 渡辺明 著
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言語学といえば、意味や構文、音声や語彙といったものの特徴や性質を探求する学問。一般的には国語や文学の類型とされるのであろう。 だが、ここでは科学する眼を要請してくる。人文科学という用語もあるが、人間が人間自身を知るには欠かせない視点。言語とは、本来そうしたものやもしれん... 人...
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