今日、四月一日、次元を巡る...
巷では、異次元... 次元が違う... といった言い回しを耳にする。甚だしくレベルが違う、あるいは、桁が違う、といった意味である。
次元とは、摩訶不思議な概念だ!
人間の認識能力は、「三次元空間 + 時間」で構成される。時間という次元が、なかなかのクセ者。この次元だけが一方向性に幽閉され、巷では「時間の矢」などと呼称される。
そして、覆水盆に返らず!、後悔、先に立たず!、さらに、喰っちまったラーメンは胃袋の中!といった格言が、いつまでも廃れずにいる。人生とは、後の祭りよ!
時間とは、まったくエントロピーな奴だ!
人間の知識は、常にエントロピーな状況にある。熱力学の第二法則は告げる。物事の乱雑さは、増大する方向にあると...
知識ってやつは、度量の範疇で身に付ける分にはすこぶる心地良い存在だが、精神次元を超えた途端に厄介な存在となる。精神次元を安定させるには、暗黙で了解することも必要だ。つまりは、気分の問題よ。幸せになりたけりゃ、分かった気になること。何事も解釈することはできても、理解することはできないと認めつつ。このことを受け入れられれば、楽になれる。
空間は次元に呪われている...
次元の増加にともない、目的を特定するのに必要な訓練量が指数関数的に増える。
例えば、最も簡潔かつ高速な学習アルゴリズムとされる最近謗法は、二次元や三次元ではうまくいっても、それ以上の次元となると、すぐに行き詰まる。高次元では、サポートベクトルマシンが重み付きの k 近傍法に見えたり...
安定次元を辿ると、キス数によって決まる次元数というものもある。同時に何人とキスできるか?尤も、球体が同時に何個くっつくことができるか、という幾何学の充填問題である。二次元であれば、真ん中の円に 6 個の円がくっついて、キス数は 6 となる。平面では正六角形の格子点で安定するわけだ。三次元になるとなかなか難しい。12 個まではくっつくが、13 個目となると微妙に摩り替わる。接する相手が安定することはエネルギー的には自由度を示すことになるが、気分的にはキスの相手が摩り替わるのも悪くない。相手が固定されると不自由でかなわんよ...
さらに、異次元を辿ると、次元大介だ!
早撃ち 0.3 秒のプロフェッショナル。その境界条件は、帽子がゾウアザラシのオス四歳の腹の皮製でなければならないこと。
「おまえの銃は俺の銃より軽く、口径が小さい。つまり、俺とおまえの弾がぶつかれば、弾道変化が少ないのは俺の方だ。おまえがどれだけ軽い銃を使おうが知ったこっちゃないが、俺に言わせりや、ロマンに欠けるなぁ!」
...「次元大介の墓標」より
おまけ!異次元の会話を...
「女に裏切られたことがあるの?」
「裏切らない女がいたらお目にかかりたいなぁ...」
「アメリカに何がある?」
「自由があるわ!」
「金のあるヤツにはなぁ...」
「ジャズ、ロック、ミュージカル、ディスコ、ファッション、アメリカにはなんでもあるわ!」
「それに、ギャング、セックス、麻薬、暴力、暗殺、核兵器、なんだってあるさ!」
... ルパン三世「国境は別れの顔」より