2013-02-24

"思考のレッスン" 丸谷才一 著

思考を試みるには、なんらかの題材がいる。それをどこに求めようか?丸谷氏は「考えるためには本を読め」と勧める。
そもそも思考の前提には、生きるということがあろう。本を読むということは、生き方を学ぶ、すなわち哲学をするということになろうか。しかしながら、面白くなければ読む気も起こらないし、せっかくの知識も身にならない。やはり、本を読む最大のコツは、その本を面白がるということになりそうか。
読書の面白いところは、なんと言っても... 自分の知らない世界を味わうこと。すなわち好奇心。他人の考え方や物事の道理を知ること。これも好奇心。洒落たフレーズに出会えれば、格言集が蓄積できる。同じ題材でも、著者が違うだけで違った光景を魅せてくれる。... 好奇心旺盛な人にとって、読書は幸せな空間となろう。
とはいっても、嫌いな本もあれば、理解できない本も多い。どんなに良書であっても、どんなに評判が良くても、理解できなければ時間の無駄となる。本を選ぶには、知識の前提や受け入れる度量が必要である。自分のモノの見方や考え方を把握していなければ、本を選ぶことすらできない。なんらかの興味があるから、その本を選ぶことができる。本選びとは、似た者同士の集いとすることができそうか。
一方で、「必読書百選」といった類いの宣伝文句を見かける。なんとなく読まないと具合が悪そうな気にさせやがる。本選びのアウトソーシングか?本を選ぶのも大変な労力であり、ありがたい存在ではある。だが、面白くないと思ったら断固として止める!そういう度胸を決めることが大切だと助言してくれる。そもそも読書スタイルは百人百様、あえて世間とは逆を行く。これぞ逆バリ人生、いや、天邪鬼人生!
思考の検証では、一旦、受け入れた思考を否定してみることも肝要であろう。ならば、ついでに自己存在までも否定してみはどうか?但し、危険なので心してやるように。
「大事なのは本を読むことではなく、考えること。まず考えれば、何を読めばいいかだってわかるんです。」

誰の文句かは知らんが「書を捨てよ、町へ出よう」というのがある。これは読書論として有益だそうな。暇な時に考え、考えた挙句、これを読まなければと思えば、面白さが見えてくるという。
「まとまった時間があったら本を読むなということです。本は原則として忙しいときに読むべきものです。まとまった時間があったらものを考えよう。」
考える上で、まず大事なのは問いかけだという。対話式の自問自答は有効な方法であろう。
「良い問いは良い答にまさる」
ところで、思考の制御ほど手強いものはないように思える。なにしろ、集中力ってやつは気まぐれだ。机に向かえば、それなりに思考する方向へ誘導することはできる。だが、仕事上で難題が発生し思考力のフル稼働を必要とするような場面で、どうしても集中できないこともあれば、気分が乗らないこともある。思考の段階で最も理想的な精神状態と言えば、フロー状態であろうか。雑念が完全に消え、時間の意識すらなくなるような。無我の境地ともなれば、時空を超えた快楽へ導かれる。
また奇妙なことに、着想が湧いて出る瞬間ってやつは、思考から解放された場面でよく出会う。トイレで思考する人もいるようだが、おいらの場合は風呂場か寝所が多い。徹夜した挙句、気分転換に近くのサウナでマッサージしてもらっていると、突然解決策が浮かびメモに走ることもしばしば。そういえば、アルキメデスは浴場でユーリカ!と叫んで素っ裸で飛び出したという武勇伝がある。開放感において、フル思考とフルチンは相性が良さそうだ。

1. アマチュアリズム礼讃
イギリスにはアマチュアリズムの伝統があるという。アマチュアといっても単なる素人とは意味が違い、職業的文学者の心掛けとしてアマチュアリズムを大切にするということ。凝り固まった視点を遠ざけるという意味もあろう。知識や定石が思考を硬直させることはよくある。吉田健一は、こう書いたという。
「イギリスの学者は日本の学者と違って、たとえば折口信夫のように、学問ができて、しかも文学がわかるという人がいっぱいいるのである。」
これが本当の学者というものだという。そして、ほとんどの日本人はもっぱら内容だけで本を読もうとすると指摘している。文体を味わうようになれば、文明の程度もぐっと上がるであろうと。ん~...高度過ぎる。何度読み返しても、酔っ払いには文体なんて見えてこんよ。

2. 思考力と文章力
読書には三つの効用があるという。情報が得られること、考え方が学べること、書き方が学べること。前者二つは分かるとしても、「思考のレッスン」で書き方とはこれいかに?人は物事を考える時、意識的にせよ、無意識的にせよ、文章の形で考えるという。
しかし、この見解には、ちと抵抗がある。思考の始まりは、思いつきや気まぐれなところがあり、絵画のスケッチのようなものを思い浮かべたりする。論理的というより幾何学的と言おうか、形や形状や模様のようなもので考えるところがある。とはいえ、それを具体化しようとすると、記述に頼ることになるのだけど。記述は独自の絵図や図式であってもいいが、論理性においては、やはり言語形式と相性がいい。そしていつも、ボキャ貧小僧は思考と合致した言葉を見つけられず、もがき苦しむのよ。文章力がないから、思考を保存する時、精密さを欠き、大雑把になり、論理が乱暴になり、感情論に走る。なるほど、文章力と思考力は両輪というわけか。実に頭の痛いご指摘である。
言語の主な機能は情報伝達、すなわちコミュニケーションにある。ならば、コミュニケーションを放棄すれば、文章に幽閉されることなく、精神を完全に解放することができるだろうか?真の意味で自由を謳歌することができるだろうか?俗世間との交信を断たない限り、真の思考は悟れないのかもしれない。
また、丸谷氏の著書「文章読本」にも感服させられたが、実はそこには書かなかった心得がたくさんあるという。自分が必ずしも守っていない心得まで、書くわけはいかないでしょうと。文章の書き方は人それぞれ、ある程度の筆者ならば、心得なんか守らなくてもどんどん書けるという。思考した瞬間をそのまま表現できる能力があれば、精神が文章形式なんぞに幽閉されることもないのだろう。
さらに、「文章の最低の資格は、最後まで読ませることである」「言うべきことを持って書こう」などと助言してくれる。ん~... 俗世間の酔っ払いは書く場を失うではないか。

3. 文字文化と口承文化
プラトンは、著書「国家」の中で「理想国家からは詩人は追放されなければならない」と主張しているという。詩人といってもホメロス型の吟遊詩人のことで、今日の詩人とはニュアンスが違うようだ。つまり、文字文化ではなく、口承文化を否定しているらしい。きちんと記述を残せ!ということか。ソクラテスが記述を残さなかったのは、言葉の持つ暴走性に気づいて、ひたすら解決策を対話に求めたという説がある。情報化社会における言葉の暴力を目の当たりにすれば、文字文化に絶望しても仕方があるまい。プラトンが多くの対話篇を書に残したのは、あえて師匠に挑戦した結果であろうか?

4. 日本語の特性
記述する言語の特性をよく把握した上で、文章を書こうとするのは当たり前であろう。だが、これが至難の業。
日本語では長いセンテンスが向かないという。一つの理由は、否定詞が最後にくること。最後まで読まないと明確にならないから、長文だと不安になりがち。言語は文化や慣習から派生した形式であり、先送りの原理はこのあたりに現れているのだろうか?その点、西洋語は否定詞が前にくるので、長いセンテンスが楽に書けるという。重要な結論が前にあるから整理しやすいと。そこで、日本語では、「そして」、「それなのに」、「運悪く」といった接続詞が巧みな役割をし、最後まで結論が見えない点を補っているという。例えば...「せっかくのお招きではございますが、当日は...」と言えば、最初から断る雰囲気が漂う。結論めいた方向性を文章全体で匂わせるわけか。空気を読むといった感覚は、こうした言語特性からきているのかもしれない。
もう一つの理由は、英語の関係代名詞、関係副詞といった関係詞を持たない点だという。人称代名詞もあまり使わないし、時制も曖昧で、全般的に曖昧な特性を持っている。論理的否定ではなく、雰囲気的否定とでも言おうか。この曖昧さこそが、芸術心や遊び心をもたらす。
また、日本語は敬語表現がやたらと多く、しばしば不愉快にさせるという。西洋語にだって敬語はあるが、その違いは昔の政治家の態度によく表れているらしい。日本人は挨拶が長くて内容がなく、アメリカ人は挨拶なしでストレートに用件に入るという。今はどうか知らんが。西洋的な感覚では、時間を無駄に使わせることの方が失礼だとされる。合理性の視点をちょいと変えるだけで、言語の合理性も随分と変わるものである。

2013-02-17

"戦略「脳」を鍛える" 御立尚資 著

軍事戦略では、まず孫子やクラウゼヴィッツを学ぶことになろう。しかし、相互に高度な戦略論を身につけていたとしたら、どうやって相手を出し抜けばいいだろうか?ここに矛盾の原理がある。教科書を学ぶだけでは、けして必勝の法則を見出すことはできないということだ。定石とは後解釈によって定式化されたものであり、戦略論のほとんどは過去の成功や反省に基づいている。だからといって、戦略論自体の意義を否定するわけにはいかない。実際、マイケル・ポーターに代表されるようなアカデミックな戦略論は、ミクロ経済学の視点で定量的に分析し、何らかの枠組みを提示してくれるという。
では、どこに差別化を求めるのか?本書は、「インサイト(insight)」という言葉を持ち出す。直訳すれば、直観力や洞察力といったところか。BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)流に訳すと、こんな感じになるそうな。
「勝てる戦略の構築に必要な "頭の使い方"、ならびにその結果として得られる "ユニークな視座"」
定石そのものの知識よりも定石に至るまでの考え方を重視し、それを知った上でプラスαの思考や能力を身につけるということである。
「定石を超えた戦い方のイノベーションこそが、戦略の本質である。」

歴史を振り返れば、異端児たちがイノベーションの原動力となってきた。だが、日本の組織文化には異端児を嫌う風潮がある。企業の人事屋は、建て前では独創的で自立した人材を求めながら、実はそこを見ている。服従者となりうるかを。自立性は極めて自由と相性がよく、組織依存度を極力小さくしようとする意思の表れである。こうした性質は、同質人で構成される組織では、しばしば迷惑な存在とされる。組織の欠点をよく観察し、ズバリ言い当てるような人は、本音では和を乱す害虫のように見られる。そして、村社会では、自立性は孤立性へと追いやられる。
本書は、日本企業に往々にして見られるのが、エリートコースという名の「同質人材育成装置」だと指摘している。同じような大学出身で、似たようなタイプの人材を大量採用する傾向は、いまだ色濃くある。同様な経歴で同様な思考の持ち主の集団からは、偏重した相乗効果が働き、あまりイノベーションは期待できないだろう。今日、社会全体に閉塞感を漂わせているのは、こうした組織文化が根幹にあるからではないだろうか。
実は、社会がそうした閉塞感に見まわれるという予測は、10年以上前から指摘されてきた。本書も、その系統に位置づけていいだろう。些細な改革気運を徹底的に潰してきた組織ほど、今、大胆な改革が求められる。なんと皮肉であろう。イノベーションを機能させるには、日々の革新的思考の積み重ねにかかっている...はずなのに。

経営構造がまったく同じ組織というものは、ありえない。よって、経営コンサルタントの意見は、助言にしかならないだろう。確かに、彼らは専門家であり、様々な分析法を心得ている。だが、経営陣がそれを命令と受け取り、そのまま実行するのであれば、思考までもアウトソーシングしていることになる。すると、経営陣の仕事は何か?コンサルの接待係か?こうした危険を犯している組織は意外と多いようだ。部下に解決策を求め、まともなアイデアが打ち出せないと、社員に個性がないと嘆くオヤジたちがいる。自ら思考を放棄した者ほど、ないものねだりをするものであろうか?なんと驚くことに、採用試験の面接官を外部に依頼するところもある。こうなると、組織の存在意義を疑わなければなるまい。
問題の本質を一番理解しているのは誰か?それは、問題に直面した現場である。なのに、コンサルの打ち出す結論を鵜呑みにし、うまくいかなければ、戦略論そのものに懐疑心をもつ。そこに政治的な思惑が入り込むと最悪だ。重要なのは結論ではなく、結論に到達した思考法にあるはず。そして、コンサルタントたちの思考法を応用すれば、かなりの部分で解決策を具体化できるだろうに。実のところ、最適な解決法なんてものは、人の数だけ、場面の数だけ存在しうるものなのかもしれない。
どこの組織でも、斬新的なアイデアには予算がつきにくい。だが、挑戦しなければジリ貧に陥る。目先の売上に固執して将来の展望がなければ、どちらがリスクが大きいのやら?ちなみに、コンサルとは、混乱させる猿!と誰が言ったかは知らん。いや、(自ら)混乱する猿!だったか?

1. BCG流戦略論の公式
戦略とは、競争相手に対して優位性を築くことにほかならない。そのカギはユニークさにあるという。

  ユニークな戦略 = 定石(戦略のエッセンス) + インサイト
  インサイト = スピード + レンズ

スピードとは、定石を加工し、応用し、素早く仮説を立て、思考の進化をどんどん加速させること。そして、仮説そのものの有効性を厳しく検証する。これを競争相手よりも素早く実行できれば、勝てるという寸法よ。
レンズとは、ユニークな仮説を作り出すためのモノの見方。定石を加工し応用する上で、どこかで自分の思考を非連続的に飛躍させることができれば、その思考は際立つ。思考プロセスをワープさせるような、ある種の突然変異とも言うべき思考は、日々の思考の積み重ねから生じるものであろう。一度立ち止まって、自分の頭の使い方や癖を分析してみるのもいい。思考が混乱状態にあっても、我武者羅にやっているうちに余計な雑念が消え、突然開けた光景に出会うこともあろう。これを開眼と言うかは知らん。
インサイトは、体得するものだという。常に試行錯誤する癖とひたすら実践してみること、これしかないようだ。

2. 思考をスピードアップさせる三つの要素

  スピード = (パターン認識 + グラフ発想) x シャドウボクシング

優秀なコンサルタントは、いくつかのパターンを組み合わせ、状況を端的に把握することができ、素早く適した戦略の仮説を立てることができるという。そのために、物事を局面ごとに、パターン化する癖をつけ、それを記憶する訓練が有効だという。論理をゼロから積み上げるには、あまりにも効率が悪い。そこで、過去のデータや定石をパターン化して記憶しておくことがカギとなる。ユークリッド原論のように、公準や公理がパターン認識されていると、思考効率を高めるだろう。独創性とは、パターン認識を進化させた思いつきや気まぐれから生じるものであろうか。
グラフ発想では、事象を視覚的に捉える。だが、図で考えるだけでは不十分だという。シミュレーションできるほどの具体性、すなわち数学的に記述できるレベルまで掘り下げる。変数やパラメータが定義できれば、様々な仮説を想定することができる。粗くても、数値のイメージが持てることが大切だという。ただし、グラフ化には落とし穴がある。統計データにも同じことが言えるが、平均値を崇める傾向がある。イノベーションってやつは、平均値から乖離したところにヒントがある場合が多い。
シャドウボクシングでは、仮想敵を想定しながら、パンチを避け、パンチを繰り出す訓練をする。その基本的な思考は、批判的な視点で仮説をあらゆる方向から攻撃してみることだという。自分の思考を疑ってみることは、あらゆる知的作業において基本であろう。考えだした手法を、論理的にチェックし、仮説と検証を繰り返す。ここでは、幽体離脱するような感覚を持つことを奨励している。言うなれば、自己の中に第三者の目を養う訓練である。

3. 発想力のための三種類のレンズ

  レンズ = 拡散レンズ + フォーカスレンズ + ヒネリレンズ

拡散レンズでは、視野を拡げることを心掛け、ホワイトスペースを活用したり、市場だと思っていないところまでも観察する。あるいは、バリューチェーンを拡げてみるのもいいだろう。自動車会社が、支払いローンのためにフィナンス会社を作るとか。進化論的に観察することも重要だという。マーケティングは、進化論のS字カーブと同じような傾向を示すという。急増期から、やがて停滞期へと。
フォーカスレンズでは、狭く深く見ることを心掛け、購買行動の全体像と詳細の双方を把握する。詳細に把握するには、やはりユーザになりきることか。アンケートやインタービューで統計情報を集めるだけでは不十分。その視点では、消費者の妥協点を探ることが重要だという。不満なんだけど、当たり前と諦めているサービスは実に多い。また、有名人のカリスマ的行動による波及効果や相乗効果にも注目している。
消費者のタイプには大きく分けて、自己判断派となんでも相談派がある。ただ、いくら自己判断に自信を持っていても完璧な裏付けによるものではないし、誰でもちょっと不安に駆られれば判断が鈍る。したがって、誘導されやすいタイプをターゲットにする方がマーケティング戦略は練りやすいだろう。そして、サービスが相談役になると有効な場合があるという。
ヒネリレンズでは、逆バリをするという。株式市場では、相場の逆バリが有効な手段となる。デフレで積極的にM&Aを行うのも、逆バリの例。全体的に景気が悪い時に、弱っている競争相手を積極的に買収してしまう。すると、景気が回復した時に圧倒的に優位に立てる。
また、ネット社会では、集団の意識や行動が一斉に流されやすい。そこで、新しい商品やビジネスモデルのヒントを得るのに有効なのが、特異点を探ることだという。通常のデータからかけ離れたものをあえて探してみる。商品開発の場合、普通ではない特異な使い方をする特異なユーザを探す。地域別の営業戦略の立案ならば、全く売れない地域や、反対によく売れる地域を観察してみる。そんな特異点にこそ、イノベーションのヒントが隠されているとわけか。天邪鬼精神にこそイノベーションが潜んでいるかもしれない。
また、アナロジーを考えるという。そのために、表面だけでなく、構造的メカニズムや本質を捉えることがカギとなる。

4. コンセプトワード
人間がすべての事象を詳しく記憶することは不可能であろう。そこで、戦略のエッセンスをコンセプトワードとして覚えると、何かと幸せになれそうだ。人の言葉を名言集として蓄えることは意味があると思っている。事象に対して本質的で哲学的な分析をする癖をつける上でも。ここでは、コンセプトワードを、コスト系、顧客系、構造系、競争パターン系、組織能力系の観点から紹介してくれる。

コスト系
  • スケールカーブ... 生産規模や市場規模との関係から考察、あるいは合併統合の有効性など。
  • エクスペリエンスカーブ(経験曲線)... 同種の生産を繰り返せばコストは低下する。特に、歩留まりが重要な場合はそれが顕著だという。
  • コストビヘイビア... 規模によるスケールメリットをどこに見出すか。事業や商品を複数もつことで、スコープメリットをどこに見出すか。コスト構造をダイナミックに見ることが大切だという。

顧客系
  • セグメンテーション... どのセグメントをターゲットにするかの選択は、最も重要な意思決定になるという。顧客だけでなく、自社の営業改革、製品に至るまで、セグメント化して拡大するか撤退するかを分析する。
  • スイッチングコスト、ロイヤリティ、ブランド... 顧客が、他社の商品やサービスに切り替える、つまりスイッチングによるコストを高めることで、顧客のロイヤリティが高まる。ブランド構築はロイヤリティを高める典型的な手法。ロイヤリティの高い長期的な顧客の獲得。金銭的なスイッチングコストではなく、心理的なスイッチングコストを高めることは、新規ユーザを獲得するよりも効率的かもしれない。

構造系
  • V字カーブ... この収益性の法則には誰もがあやかりたいであろう。
  • アドバンテージマトリクス... 競争パターンの分析ツールで、縦軸に競争上の戦略変数を、横軸に優位性構築の可能性をとって視覚化する。すると、事業ごとに、規模型事業、特化型事業、分散型事業、手詰まり型事業とに分類できる。大会社がグループ会社のマネジメントで陥りやすい間違いが、子会社の属する事業の特性をきちんと把握しないことだという。
  • デコンストラクション... 既存構造を別の視点から捉える。新たな視点から事業構造を見直し、新たな事業展開とする。

競争パターン系
  • ファースト・ムーバー・アドバンテージ(先行利得)... 競争相手よりも先に行動して優位に立つ。
  • プリエンプティブ・アタック(先制攻撃)... 競争相手が予想していないタイミングで攻撃をしかけ、反撃の暇を与えない。大々的なキャンペーンなどがこれに属す。だが、いつも出血サービスに半額セールでは懐疑心を持つだけ。

組織能力系
  • タイムベース競争... 付加価値を産まない時間を取り除く。リードタイムを短縮。効率性と柔軟性。
  • 組織学習、ナレッジ・マネジメント... 結果を出す人材の秘訣を、誰もが理解できる形に言語化し、組織全体の能力とする。組織学習の根幹を、システマチックに実行できるように仕立てあげることが、ナレッジ・マネジメントだという。

2013-02-10

ISP 40M から 160M...ウルトラ工事屋さん!

J:COMさんから「お得プラン」ならぬ、九州限定「もっとお得プラン」なるものの案内がきた。「ウルトラ160M」とやらで、WiFi付。しかも、40Mコースより安い。「戸建限定3年割」とあるので、3年後の料金は元に戻るのかと思いきや、3年ごとに自動更新されるそうな。サイトには 40M は集合住宅限定となっているから、一戸建ては 160M に集約させたいのかもしれない。
参考までに、セット料金は...

  前回: CATV + 固定電話 + 40M(上り2M) = ¥8,800(税込)
  今回: CATV + 固定電話 + 160M(上り10M) + WiFi = ¥8,450(税込)

サイトには、TV75ch以上と表記されるが、そんなにあるか?確かに、どうでもええのが腐るほどある。不景気のせいもあろうが、大袈裟な宣伝文句が世間を賑わすと、却ってうんざりさせられる。そして、ウルトラ???
それはさておき、この解約条件のややこしさは、なんだ?

  1年以内に解約すると、¥35,000 の契約解除料金が発生。
  2年以内に解約すると、¥25,000 の契約解除料金が発生。
  3年以内に解約すると、¥15,000 の契約解除料金が発生。
  3年後の契約変更した月とその前月は、解約料金が発生しない。
  ...これが自動更新される。

要するに解約するなら、3年おきがお得ということらしい。仕事用のアドレスを変えたくないので、当分解約する予定はないけど...

1. マニュアルトークの工事屋さん
どんなモデムがくるのかと思ったら、NETGEAR(CG3000D)のルータがきた。うちのルータの設定で大丈夫か?ちと不安になったので、作業中にあれこれと聞いてみると、なんとなく強烈!

おいら: IPv4だと思いますが、NAPT経由でプライベート空間のアドレスをもらっても、うちのルータはフィルタかけてます。念の為に dhcp の取得情報を見せてもらえますか?
工事屋: すいません!専門的な事は分かりません。
おいら: 取得情報は Windows だと ipconfig で見れますよ。コマンドプロンプトを開いてくれますか?
工事屋: コマンドプロンプトってなんですか?
おいら: えーっと、アクセサリから...
工事屋: アクセサリってなんですか?
おいら: えっ?どうやって接続を確認するんですか?
工事屋: (持参した)ノートパソコンでサイトが見れれば ok! です。

とても丁寧な言葉使いで申し訳なさそうにするので、気の毒でこれ以上は聞けなかった。事前説明がしっかりしていて...周りに貴重品はありませんね!...工事中は立ち会って下さい!...と奇妙なチェックリストを読み上げる。そういう確認も必要だろうけど。
工事屋さんに会う機会なんて滅多にないから、技術動向や営業展開などいろいろと聞きたいことがある。前回、工事屋さんと技術話で盛り上がった。ルータの相性やら、お好みの機器など。技術的な会話がプロバイダへの信頼となり、今後のサービスに安心感を与える。アナログ契約からデジタル契約に切り替えた時は、屋根裏まで上がって信号レベルまで計測していった。だから脚立まで用意していたのに...
今回、マクドナルド級のマニュアルトークを見せつけ、逃げるように帰っていった。ウルトラ!なんて謳うなら証拠ぐらい見せつけれて行けばいいものを...J:COMさん大丈夫?いや、うまい営業術かもしれない。

2. NETGEAR CG3000D ワイヤレスケーブルモデム
NETGEARのルータが、なぜ我が家のルータとすんなり繋がったかと言うと、ブリッジモードで動いている。やはりそうか...
とりあえず、何かの拍子で工場出荷時の状態になったら、自力で戻せるようにしておきたい。基本はルータモードのようだが、マニュアルには出荷仕様によってはブリッジモードになっている場合もあると記載される。J:COMさんが用意してくれた簡易ガイドには、モデムを設定するには 192.168.0.1 にアクセスすると書いてあるが、マニュアルには、「192.168.0.1(ルータモード)。出荷仕様によりブリッジモードとなっている場合は、192.168.100.1 となっております。」とある。実際にアクセスできるのは、192.168.100.1 の方であった。
そういえば、申し込む時、接続するパソコンは何か?と聞かれたのでルータと答えた。それで、ブリッジモードに設定して持ってきたのか?まさかなぁ!
わざわざ出荷状態を試す元気はないが、難しそうな設定がないので安心。
尚、WiFiのアクセスポイントは、有効/無効が選択可。無線の出力レベルは、12.5% から 100% まで調整可。セキュリティオプションは...無効, WEP/WPA2-PSK[AES], WPA-PSK/WPA2-PSK Mixed, WPA/WPA2 Enterprise...てな具合に揃っている。
さて、WiFiを我が家のルータにどう通すか?研究課題か!当分眠れそうにない。

3. 速度計測
体感スピードは若干上がったようで、数値は 80M 程度。尚、40Mコースでは 30M 程度だった。ネットサーフィンぐらいしかやらないライトユーザなので、これで十分なのだが、ウルトラ160M!に期待するやんけ。計測サーバとの相性が悪いのか?いや、陰謀か?いや、推理小説の読み過ぎよ!
さて、我が家のルータは、Yamaha RT107e、カタログ値ではスループット 200Mbps となっている。ケーブルを接続すると NETGEAR のリンクランプは、パソコンでは青(1000BASE-T)、RT107eでは緑(100BASE-T)が点灯する。この時点で、ルータ越えで 100M 以上は期待できそうにない。ここまでは想定内。尚、LANケーブルは、CAT5e を使用。
ところが、ルータなしでもほぼ同じ。これじゃ、ルータに投資する気になれない。

それはさておき、Win7(64bit) でスピードが出ない。我が家で一番性能のいいマシンが一番遅いとはどういうわけか?RWin をレジストリレベルで設定しても反映されないようだ。噂通り自動か。
SNP(Scalable Networking Pack)を無効にしてみても、あまり改善されない。

  $ netsh int tcp set global rss=disabled
  $ netsh int tcp set global chimney=disabled
  $ netsh int tcp set global netdma=disabled

更に、Window自動チューニングレベルと Compound TCP を設定してみると、50M まで上がったものの。

  $ netsh interface tcp set global autotuninglevel=highlyrestricted
  $ netsh interface tcp set global congestionprovider=ctcp

ん~...このあたりが比較的ましのようだ。

  $ netsh interface tcp show global

  TCP グローバル パラメーター
  ----------------------------------------------
  Receive-Side Scaling 状態              : enabled
  Chimney オフロード状態                 : automatic
  NetDMA 状態                            : enabled
  Direct Cache Acess (DCA)               : disabled
  受信ウィンドウ自動チューニング レベル  : highlyrestricted
  アドオン輻輳制御プロバイダー           : ctcp
  ECN 機能                               : disabled
  RFC 1323 タイムスタンプ                : enabled

急遽、古い部品をかき集めて Win2Kマシンを組み立てて試すと、それでも 80M 程度(RWIN = 524280)は出る。やはり細かく設定できる方が良さそうか。Fedoraは、default のままでも速度が出るけど。サーバや測定器といった用途では、パラメータをふったり、わざと性能を落とすような実験もするだろうに、Win7 はそんな用途に向かないということか?痒いところに手を届かせるには...分っかりまへん???

以下、参考まで...
測定経路: ルータなしでもルータ越えでも同等レベル、80M 前後。
使用ブラウザ: Firefox 18.0.1, Chrome 24.0.1312.57 m
計測サイト:
  ブロードバンドスピードテスト: http://www.bspeedtest.jp/
  Radish Network Speed Testing: http://netspeed.studio-radish.com/
  BNRスピードテスト: http://www.musen-lan.com/speed/
  # どの計測サイトでも似たような値を示す。

  ==== Fedora17(ルータなし) ====
# MTU/MSS = 1500/1460, RWIN = 131071

ブロードバンドスピードテスト 通信速度測定結果
http://www.bspeedtest.jp/ v3.0.3
測定時刻 2013/02/04 04:02:13
回線種類/線路長/OS:CATV/-/Linux/福岡県
サービス/ISP:-/J-COM 160Mコース
サーバ1[NTTPC(WebArena)] 69.0Mbps
サーバ2[ さくらインターネット] 79.2Mbps
下り受信速度: 79Mbps(79.2Mbps,9.90MByte/s)
上り送信速度: 6.9Mbps(6.98Mbps,873kByte/s)
診断コメント: J-COM 160Mコースの下り平均速度は47Mbpsなので、あなたの速度はかなり速い方です!(下位から90%tile)

  ==== Windows7(ルータなし) =====
ブロードバンドスピードテスト 通信速度測定結果
http://www.bspeedtest.jp/ v3.0.3
測定時刻 2013/02/04 04:04:51
回線種類/線路長/OS:CATV/-/Windows 7/福岡県
サービス/ISP:-/J-COM 160Mコース
サーバ1[NTTPC(WebArena)] 51.7Mbps
サーバ2[ さくらインターネット] 48.6Mbps
下り受信速度: 51Mbps(51.7Mbps,6.46MByte/s)
上り送信速度: 7.1Mbps(7.12Mbps,890kByte/s)
診断コメント: J-COM 160Mコースの下り平均速度は47Mbpsなので、あなたの速度は標準的な速度です。(下位から60%tile)

2013-02-03

フェドーラ(Fedora18)の三悪人に呪われる!

フェドーラ... カタカナで書くと、なにやら怪物の名に見えてくる。ハーデースの門番でもしていそうな。その位置づけからして、多少の不具合は仕方があるまい。勉強にもなる。とはいえ、こりゃ心臓に悪い!リリースが再延期されたぐらい、アップデートは時期尚早であったか?嫌な予感ってやつは確実に当たりやがる。おまけに、grub2, kernel3.7.x, gnome3 が揃って夢に出てきやがる。記事でも書いて厄祓いをせねば...

1. Fedora17 から 18 へ... 画面表示がぐちゃぐちゃ!
yum 経由のアップデートは無事終了!だが、パッケージ群を最新版にアップした途端に画面表示がぐちゃぐちゃ!ディスプレイが周波数エラーを吐く。fedup でも同じ現象。
更に、クリーンインストールを試すと、最初からぐちゃぐちゃ!おっと!いきなり ssh ができる。しかも、root から!おかげで、いろいろと実験ができるのだけど...
さて、まともじゃないのは、GUI環境だけのようだ。xrandr で無理やり解像度を落としてみると、ログイン画面はそれらしい雰囲気がある。だが、入力する箇所がなんとなく分かるレベルで、とても使い物にはならん。ほとんどリモートで使っているから、ええと言えばええのだが、気持ちが悪すぎる!

問題は、nVidiaのドライバが対応していないようだ。
ちなみに、ビデオカードは GeForce4 Ti4600...ちょうど十年ぐらい前のヤツ、ついに見捨てれられたのか?少々古いハードウェアでも動くのが、Linux のメリットでもあるが、そんな感覚は時代遅れなのかもしれん。

このサイトによると...

http://us.download.nvidia.com/XFree86/Linux-x86/190.42/README/appendix-a.html

該当するドライバは下記の群にある。

"The 96.43.xx driver supports the following set of GPUs:"

んー... 173xx はあるが、96xx が見当たらない。遅れているだけ?と祈ろう。いや、呪おう。

以下、参考まで...
### これを試してみると、nvidiaドライバのloadで停止。尚、ssh はできる。
$ rpm -Uvh http://download1.rpmfusion.org/free/fedora/rpmfusion-free-release-stable.noarch.rpm
$ rpm -Uvh http://download1.rpmfusion.org/nonfree/fedora/rpmfusion-nonfree-release-stable.noarch.rpm
$ yum install akmod-nvidia
$ yum install kmod-nvidia

[  28.658] (EE) NVIDIA: Failed to load the NVIDIA kernel module. Please check your
[  28.658] (EE) NVIDIA:   system's kernel log for additional error messages.
[  28.658] (II) UnloadModule: "nvidia"
[  28.658] (II) Unloading nvidia
[  28.659] (EE) Failed to load module "nvidia" (module-specific error, 0)
[  28.659] (EE) No drivers available.

### ちなみに、エントリされたパッケージ群は...
$ yum list | grep -i nvidia
akmod-nvidia.i686                    1:304.64-2.fc18    rpmfusion-nonfree
akmod-nvidia-173xx.i686              173.14.36-2.fc18   rpmfusion-nonfree
kmod-nvidia.i686                     1:304.64-2.fc18.4  rpmfusion-nonfree-updates
kmod-nvidia-173xx.i686               173.14.36-2.fc18.4 rpmfusion-nonfree-updates
...
kmod-nvidia-173xx-3.7.4-204.fc18.i686.i686
kmod-nvidia-173xx-3.7.4-204.fc18.i686.PAE.i686
kmod-nvidia-173xx-PAE.i686           173.14.36-2.fc18.4 rpmfusion-nonfree-updates
...
kmod-nvidia-3.7.4-204.fc18.i686.i686 1:304.64-2.fc18.4  rpmfusion-nonfree-updates
kmod-nvidia-3.7.4-204.fc18.i686.PAE.i686
kmod-nvidia-PAE.i686                 1:304.64-2.fc18.4  rpmfusion-nonfree-updates
...
xorg-x11-drv-nvidia.i686             1:304.64-5.fc18    rpmfusion-nonfree-updates
xorg-x11-drv-nvidia-173xx.i686       173.14.36-1.fc18   rpmfusion-nonfree
xorg-x11-drv-nvidia-173xx-devel.i686 173.14.36-1.fc18   rpmfusion-nonfree
xorg-x11-drv-nvidia-173xx-libs.i686  173.14.36-1.fc18   rpmfusion-nonfree
xorg-x11-drv-nvidia-devel.i686       1:304.64-5.fc18    rpmfusion-nonfree-updates
xorg-x11-drv-nvidia-libs.i686        1:304.64-5.fc18    rpmfusion-nonfree-updates

2. Fedora17 の kernel 3.7.x でも同じ症状が!
kernel を 3.6.11-5.fc17 から 3.7.3-101.fc17 にアップした途端に画面表示がぐちゃぐちゃ!xrandr で無理やり解像度を落としてみると、こちらはログイン画面が見える。パッケージ群にも、96xx がある。そして、"akmod-nvidia-96xx" を試すと、画面表示は正常になった。しかし、異常に不安定で、以下のメッセージを吐く。

「問題が発生して、システムの復帰ができません。念のため、すべての拡張を無効にしました。」

拡張機能と相性が悪そうだが、それだけか?無効にしても不安定!てなわけで、古い Kernel を使っている。拡張機能も捨てがたいし。

以下、参考まで...
### これを試してみると、同じ現象。
$ yum install akmod-nvidia
$ yum install kmod-nvidia

### 次に、96xx を試してみると、まともに起動するが異常に不安定!
### 尚、インストール時に xorg-x11-drv-nvidia がぶつかるので削除。
$ yum remove xorg-x11-drv-nvidia
$ yum install akmod-nvidia-96xx  ### こちらだけでも同じかもしれない。
$ yum install kmod-nvidia-96xx   ### こちらは低水準らしい。

### 結局、元に戻して、古い kernel を使う。
$ yum remove akmod-nvidia-96xx
$ yum remove kmod-nvidia-96xx
$ yum remove xorg-x11-drv-nvidia-96xx  ### これが残るから忘れないように。

### ちなみに、エントリされたパッケージ群は...
$ yum list | grep -i nvidia
akmod-nvidia.i686            1:304.64-1.fc17    rpmfusion-nonfree-updates
akmod-nvidia-173xx.i686      173.14.35-2.fc17   rpmfusion-nonfree-updates
akmod-nvidia-96xx.i686       96.43.23-2.fc17.1  rpmfusion-nonfree-updates
kmod-nvidia.i686             1:304.64-2.fc17.1  rpmfusion-nonfree-updates
kmod-nvidia-173xx.i686       173.14.36-1.fc17.1 rpmfusion-nonfree-updates
...
kmod-nvidia-173xx-3.7.3-101.fc17.i686.i686 173.14.36-1.fc17.1 rpmfusion-nonfree-updates
kmod-nvidia-173xx-3.7.3-101.fc17.i686.PAE.i686
kmod-nvidia-173xx-PAE.i686   173.14.36-1.fc17.1 rpmfusion-nonfree-updates
...
kmod-nvidia-96xx.i686        96.43.23-2.fc17.1  rpmfusion-nonfree-updates
...
kmod-nvidia-96xx-3.7.3-101.fc17.i686.i686 96.43.23-2.fc17.1 rpmfusion-nonfree-updates
kmod-nvidia-96xx-3.7.3-101.fc17.i686.PAE.i686
kmod-nvidia-96xx-PAE.i686    96.43.23-2.fc17.1  rpmfusion-nonfree-updates
kmod-nvidia-PAE.i686         1:304.64-2.fc17.1  rpmfusion-nonfree-updates
...
xorg-x11-drv-nvidia.i686             1:304.64-3.fc17  rpmfusion-nonfree-updates
xorg-x11-drv-nvidia-173xx.i686       173.14.35-2.fc17 rpmfusion-nonfree-updates
xorg-x11-drv-nvidia-173xx-devel.i686 173.14.35-2.fc17 rpmfusion-nonfree-updates
xorg-x11-drv-nvidia-173xx-libs.i686  173.14.35-2.fc17 rpmfusion-nonfree-updates
xorg-x11-drv-nvidia-96xx.i686        96.43.23-1.fc17  rpmfusion-nonfree-updates
xorg-x11-drv-nvidia-96xx-devel.i686  96.43.23-1.fc17  rpmfusion-nonfree-updates
xorg-x11-drv-nvidia-96xx-libs.i686   96.43.23-1.fc17  rpmfusion-nonfree-updates
xorg-x11-drv-nvidia-devel.i686       1:304.64-3.fc17  rpmfusion-nonfree-updates
xorg-x11-drv-nvidia-libs.i686        1:304.64-3.fc17  rpmfusion-nonfree-updates

3. Fedora17 にも不安定な部分が、ちらほら見え始める! 
Fedora17 でも GUI環境が不安定に感じ始めたのは、kernel 3.6.11... あたりからであろうか?3.7.x からか? ちょうど、Fedora18 の Kernelバージョンと重なりそうなあたりか? なんとなく、18 の病気が 17 にも伝染しているように映るのは気のせいか?

拡張機能をインストールし、[高度な設定]で右クリックメニューを表示しているが、 gnome-terminal 内の右クリックメニューとぶつかるようで、システムがダウンしやがる。
よって、拡張機能側の右クリックメニューを停止。 
ついでに、右クリックメニューに[端末を開く]が追加されるパッケージを削除(関係ないと思うが)。
  yum remove nautilus-open-terminal
これで安定した模様。