2013-02-10

ISP 40M から 160M...ウルトラ工事屋さん!

J:COMさんから「お得プラン」ならぬ、九州限定「もっとお得プラン」なるものの案内がきた。「ウルトラ160M」とやらで、WiFi付。しかも、40Mコースより安い。「戸建限定3年割」とあるので、3年後の料金は元に戻るのかと思いきや、3年ごとに自動更新されるそうな。サイトには 40M は集合住宅限定となっているから、一戸建ては 160M に集約させたいのかもしれない。
参考までに、セット料金は...

  前回: CATV + 固定電話 + 40M(上り2M) = ¥8,800(税込)
  今回: CATV + 固定電話 + 160M(上り10M) + WiFi = ¥8,450(税込)

サイトには、TV75ch以上と表記されるが、そんなにあるか?確かに、どうでもええのが腐るほどある。不景気のせいもあろうが、大袈裟な宣伝文句が世間を賑わすと、却ってうんざりさせられる。そして、ウルトラ???
それはさておき、この解約条件のややこしさは、なんだ?

  1年以内に解約すると、¥35,000 の契約解除料金が発生。
  2年以内に解約すると、¥25,000 の契約解除料金が発生。
  3年以内に解約すると、¥15,000 の契約解除料金が発生。
  3年後の契約変更した月とその前月は、解約料金が発生しない。
  ...これが自動更新される。

要するに解約するなら、3年おきがお得ということらしい。仕事用のアドレスを変えたくないので、当分解約する予定はないけど...

1. マニュアルトークの工事屋さん
どんなモデムがくるのかと思ったら、NETGEAR(CG3000D)のルータがきた。うちのルータの設定で大丈夫か?ちと不安になったので、作業中にあれこれと聞いてみると、なんとなく強烈!

おいら: IPv4だと思いますが、NAPT経由でプライベート空間のアドレスをもらっても、うちのルータはフィルタかけてます。念の為に dhcp の取得情報を見せてもらえますか?
工事屋: すいません!専門的な事は分かりません。
おいら: 取得情報は Windows だと ipconfig で見れますよ。コマンドプロンプトを開いてくれますか?
工事屋: コマンドプロンプトってなんですか?
おいら: えーっと、アクセサリから...
工事屋: アクセサリってなんですか?
おいら: えっ?どうやって接続を確認するんですか?
工事屋: (持参した)ノートパソコンでサイトが見れれば ok! です。

とても丁寧な言葉使いで申し訳なさそうにするので、気の毒でこれ以上は聞けなかった。事前説明がしっかりしていて...周りに貴重品はありませんね!...工事中は立ち会って下さい!...と奇妙なチェックリストを読み上げる。そういう確認も必要だろうけど。
工事屋さんに会う機会なんて滅多にないから、技術動向や営業展開などいろいろと聞きたいことがある。前回、工事屋さんと技術話で盛り上がった。ルータの相性やら、お好みの機器など。技術的な会話がプロバイダへの信頼となり、今後のサービスに安心感を与える。アナログ契約からデジタル契約に切り替えた時は、屋根裏まで上がって信号レベルまで計測していった。だから脚立まで用意していたのに...
今回、マクドナルド級のマニュアルトークを見せつけ、逃げるように帰っていった。ウルトラ!なんて謳うなら証拠ぐらい見せつけれて行けばいいものを...J:COMさん大丈夫?いや、うまい営業術かもしれない。

2. NETGEAR CG3000D ワイヤレスケーブルモデム
NETGEARのルータが、なぜ我が家のルータとすんなり繋がったかと言うと、ブリッジモードで動いている。やはりそうか...
とりあえず、何かの拍子で工場出荷時の状態になったら、自力で戻せるようにしておきたい。基本はルータモードのようだが、マニュアルには出荷仕様によってはブリッジモードになっている場合もあると記載される。J:COMさんが用意してくれた簡易ガイドには、モデムを設定するには 192.168.0.1 にアクセスすると書いてあるが、マニュアルには、「192.168.0.1(ルータモード)。出荷仕様によりブリッジモードとなっている場合は、192.168.100.1 となっております。」とある。実際にアクセスできるのは、192.168.100.1 の方であった。
そういえば、申し込む時、接続するパソコンは何か?と聞かれたのでルータと答えた。それで、ブリッジモードに設定して持ってきたのか?まさかなぁ!
わざわざ出荷状態を試す元気はないが、難しそうな設定がないので安心。
尚、WiFiのアクセスポイントは、有効/無効が選択可。無線の出力レベルは、12.5% から 100% まで調整可。セキュリティオプションは...無効, WEP/WPA2-PSK[AES], WPA-PSK/WPA2-PSK Mixed, WPA/WPA2 Enterprise...てな具合に揃っている。
さて、WiFiを我が家のルータにどう通すか?研究課題か!当分眠れそうにない。

3. 速度計測
体感スピードは若干上がったようで、数値は 80M 程度。尚、40Mコースでは 30M 程度だった。ネットサーフィンぐらいしかやらないライトユーザなので、これで十分なのだが、ウルトラ160M!に期待するやんけ。計測サーバとの相性が悪いのか?いや、陰謀か?いや、推理小説の読み過ぎよ!
さて、我が家のルータは、Yamaha RT107e、カタログ値ではスループット 200Mbps となっている。ケーブルを接続すると NETGEAR のリンクランプは、パソコンでは青(1000BASE-T)、RT107eでは緑(100BASE-T)が点灯する。この時点で、ルータ越えで 100M 以上は期待できそうにない。ここまでは想定内。尚、LANケーブルは、CAT5e を使用。
ところが、ルータなしでもほぼ同じ。これじゃ、ルータに投資する気になれない。

それはさておき、Win7(64bit) でスピードが出ない。我が家で一番性能のいいマシンが一番遅いとはどういうわけか?RWin をレジストリレベルで設定しても反映されないようだ。噂通り自動か。
SNP(Scalable Networking Pack)を無効にしてみても、あまり改善されない。

  $ netsh int tcp set global rss=disabled
  $ netsh int tcp set global chimney=disabled
  $ netsh int tcp set global netdma=disabled

更に、Window自動チューニングレベルと Compound TCP を設定してみると、50M まで上がったものの。

  $ netsh interface tcp set global autotuninglevel=highlyrestricted
  $ netsh interface tcp set global congestionprovider=ctcp

ん~...このあたりが比較的ましのようだ。

  $ netsh interface tcp show global

  TCP グローバル パラメーター
  ----------------------------------------------
  Receive-Side Scaling 状態              : enabled
  Chimney オフロード状態                 : automatic
  NetDMA 状態                            : enabled
  Direct Cache Acess (DCA)               : disabled
  受信ウィンドウ自動チューニング レベル  : highlyrestricted
  アドオン輻輳制御プロバイダー           : ctcp
  ECN 機能                               : disabled
  RFC 1323 タイムスタンプ                : enabled

急遽、古い部品をかき集めて Win2Kマシンを組み立てて試すと、それでも 80M 程度(RWIN = 524280)は出る。やはり細かく設定できる方が良さそうか。Fedoraは、default のままでも速度が出るけど。サーバや測定器といった用途では、パラメータをふったり、わざと性能を落とすような実験もするだろうに、Win7 はそんな用途に向かないということか?痒いところに手を届かせるには...分っかりまへん???

以下、参考まで...
測定経路: ルータなしでもルータ越えでも同等レベル、80M 前後。
使用ブラウザ: Firefox 18.0.1, Chrome 24.0.1312.57 m
計測サイト:
  ブロードバンドスピードテスト: http://www.bspeedtest.jp/
  Radish Network Speed Testing: http://netspeed.studio-radish.com/
  BNRスピードテスト: http://www.musen-lan.com/speed/
  # どの計測サイトでも似たような値を示す。

  ==== Fedora17(ルータなし) ====
# MTU/MSS = 1500/1460, RWIN = 131071

ブロードバンドスピードテスト 通信速度測定結果
http://www.bspeedtest.jp/ v3.0.3
測定時刻 2013/02/04 04:02:13
回線種類/線路長/OS:CATV/-/Linux/福岡県
サービス/ISP:-/J-COM 160Mコース
サーバ1[NTTPC(WebArena)] 69.0Mbps
サーバ2[ さくらインターネット] 79.2Mbps
下り受信速度: 79Mbps(79.2Mbps,9.90MByte/s)
上り送信速度: 6.9Mbps(6.98Mbps,873kByte/s)
診断コメント: J-COM 160Mコースの下り平均速度は47Mbpsなので、あなたの速度はかなり速い方です!(下位から90%tile)

  ==== Windows7(ルータなし) =====
ブロードバンドスピードテスト 通信速度測定結果
http://www.bspeedtest.jp/ v3.0.3
測定時刻 2013/02/04 04:04:51
回線種類/線路長/OS:CATV/-/Windows 7/福岡県
サービス/ISP:-/J-COM 160Mコース
サーバ1[NTTPC(WebArena)] 51.7Mbps
サーバ2[ さくらインターネット] 48.6Mbps
下り受信速度: 51Mbps(51.7Mbps,6.46MByte/s)
上り送信速度: 7.1Mbps(7.12Mbps,890kByte/s)
診断コメント: J-COM 160Mコースの下り平均速度は47Mbpsなので、あなたの速度は標準的な速度です。(下位から60%tile)

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