2017-11-19

マルチモニタに睨まれて... 四面楚歌!?

モニターってやつは、向こうから一方的に光を放ち、こちらは受け身でそれを見る。だから、出力装置なのである。しかしながら、四面ともなると、こちらが見られているようで、なんとも奇妙な気分になる。恥ずかしいような...
誰かがリモートで仕掛けているのか?贅沢にも一つの画面でリソース監視をやれば、お返しに四つの目線で人間監視をくらう。仮想ワークスペースを加えれば、十面以上もの影の眼で見張られる。まるでマジックミラー...
それでも贅沢ってやつは恐ろしいもので、三日もすれば慣れちまい、こちらの方から、チラッと見せたくもなる。だから、こんな記事を書いているのやもしれん。
ゲームをやるでなし... デイトレードをやるでなし... 贅沢な空間が心にゆとりを与え、新たな境地を開拓してくれる。いや、そうに違いない。いやいや、そんなものは幻想だ。能力が上がるわけもなく。自己投資とは、自己満足の類いか... 自己啓発とは、自己陶酔の類いか...



 * 左四面がメインマシン、右縦二面がサブマシン...

1. メインマシン
マシンにパフォーマンス不足を感じるようになり、新たなマシンを購入することに。自作する元気もなく、BTO パソコンを求めるも、断じて歳のせいではない。今まで二面のマルチモニタを使用してきたが、酔いどれ天の邪鬼の衝動は、なぜか四面にこだわってやがる。
まず、スタンドタイプのモニターアームとなると、安定感を優先したい。そして、エルゴトロンのものを選択。首角度の柔軟性が乏しいが、安定性と両立させるのは、ちと酷か。モニタは大抵のものが VESA 規格準拠なので、叩き売りしているやつを四台調達し、同じ型番で揃えて、まあまあ...




ケースでは静音性を求めたいが、冷却性も気になるところ。SSD にすれば、音はそれほど気にならないだろう。そして、こいつがなかなかのお気に入り... be quiet!




オーディオ端子は、Optical OUT が捨てがたく、できれば、Realtek HD 対応が欲しい。すると、ちょうど ASRock のマザーボードに、Realtek ALC1220 Audio Codecs 搭載のものがあった。ASRock は、ASUS から独立した企業ということで、なんとなく選んでしまう。
ところで、ASUS は今では「エイスース」と読むって、店員さんに教えてもらった。おいらは昔から「エーサス」と読んでいたので、歳がバレちまった。
そして、マシン構成はこんな感じ...

  Mother Board  : ASRock Z270 Extreme4
  CPU           : Intel Core i7-7700 3.6GHz
  Graphics Card : nVIDIA GeForce GTX 1060 3GB
  RAM           : DDR4 16GB
  Strage        : SSD 480GB
  Case          : be quiet! PURE BASE 600
  Monitor Arm   : ERGOTRON DS100 Quad monitor 33-324-200
  Monitor       : PHILIPS SoftBlue 234E5EDSB/11 x4

2. サブマシン
メインマシンを買い替えたので、今までメインだった DELL Studio XPS8100 をサブマシンへ。とはいっても、Linux を搭載し、サーバやルータの監視用にほぼフル稼働しているので、降格という意味ではない。Linux の魅力は、なんといってもハードウェア要件が緩いこと。一世代古いマシンをサブに位置づけても、メインが SM 狂なら遜色ない。
十五年前の独立時に Solaris マシンを導入して、その役割を与えていたが、コストダウンで Fedora Core に乗り換え。ただ、Fedora 2X あたりからであろうか、GUI 環境の不安定さが目立つようになった。例えば、xwininfo で情報がうまく取得できなかったり、たまーに固まったり。酔いどれ天の邪鬼は、ウィンドウの位置やサイズを非常に気にするタチときた。1ドットでもずれるとストレスになるので、geometry 系のオプションを多用する。ウィンドウを掴もうとした瞬間にくしゃみでもしようものなら... なので、ウィンドウ情報に関するコマンドが当てにならないというだけで幻滅してしまう、実にしょうのない性格なのである。
ハードウェアとの相性であろうか。いや、WUuu... の呪いが、フェドーラの悪魔を目覚めさせたのかも。尚、WUuu.. とは、Windows Update の略で、うぅぅ... と、うなるように発声する。
Fedora では前々からグラフィックドライバで悩まされることが多く、解決できたり、できなかったりを繰り返してきたので、そのうち直るだろうとは思っている。それに、ほとんどリモートで、しかも、CUI 環境で操作しているし、視覚的に覗きたい時はブラウザを経由するので、大した問題にはなっていない。いや、そんな感覚に慣らされていること自体が問題やもしれん...

てなわけで、distro の乗り換えをぼんやりと考えていた。ちょうどモニタが余ってマルチモニタにもしたいところ、それで GUI が固まるのでは洒落にならない。そこで、Fedora 26 から CentOS 7 へ鞍替えというわけである。RedHat系にこだわったわけではないのだけど。
Fedora の魅力は、なんといってもパッケージの豊富さ!最新版のカーネルに触れることもでき、そのために distro の実験台と囁かれる。
対して、CentOS は安定感が抜群!Fedora と比べちゃ悪いけど。Window System は、gnome2 が default になっているが、gnome3 で運用しても、まったく問題なし。忌み嫌ってきた gnome3 も、frippery + gnome-tweak-tool で印象が変わり、皮肉にも gnome3 を愛用している有り様。
ただ、パッケージ群がちと寂しい。それでも、あちこちから拾い集めたり、ソースからビルドしたりすれば、なんとかなりそう。systemd の採用は CentOS 7 からのようだが、Fedora で経験済みなので、まったく違和感なし。dnf が yum に戻って、ちょっと古い Fedora ってな感じ。
Unix ライクの本来の姿は、安定性の方にあるのだろうけど、Fedora に哀愁を覚える今日この頃であった...

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