入門書であるが、ついブルーバックスに吸い込まれてしまう。サブタイトルには「挫折しないプログラミング入門」とある。まるでプログラミングを見直すかのような言葉に、新しい発見でも期待しつつ買ってしまうのだ。そう言えば、「電子回路シミュレータ入門」も遊べておもしろかった。アル中ハイマーはブルーバックス教の信者かもしれない。
入門書は馬鹿にはできない。当り前と思っていたおまじないも、意外とわかっていないことがある。本書は、専門書といってもまったく畏まった感じがなくパラパラと手軽に読めるところがうれしい。たまには、このような本でリフレッシュするのも良いのである。アル中ハイマーの記憶領域はリフレッシュサイクルを短くしないと保持できない。それに難しい専門書を読むのがすっかり億劫になってしまった。新しい発見はないものの復習と思えばそれでいいのだ。でも、1,900円は元取れてるかなあ。
さて、アル中ハイマープログラムでも作ってみよう。
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クラス "酔っ払い"
{
メンバ関数(= 行動パターン):
・ちょいと寄る(店) { 返り値 "口癖" };
・一杯飲む(酒) { 返り値 "口癖" };
}
クラス "悪友" : 継承 "酔っ払い"
{
メンバ関数(= 行動パターン):
・暗黙に誘う { 返り値 "一言" };
}
メイン・プログラム
{
アル中ハイマー = new 酔っ払い;
仕事仲間 = new 悪友;
お姉さん = new 癒し系;
「仕事終わりやした!」 = 仕事仲間 -> 暗黙に誘う;
「1軒だけっすよ!」 = アル中ハイマー -> ちょいと寄る(寿司屋);
「もう1軒だけっすよ!」= アル中ハイマー -> 一杯飲む(純米酒);
「しょーがねーなあ!」 = アル中ハイマー -> ちょいと寄る(クラブ活動);
「君に酔ってんだよ!」 = アル中ハイマー -> 一杯飲む(ボトル);
「俺に火をつけやがったなあ!」= お姉さん -> マッチを擦る;
「ああ気持ちええ!」 = アル中ハイマー -> ちょいと寄る(バー);
「もう帰りたくない!」 = アル中ハイマー -> 一杯飲む(死神カクテル);
delete アル中ハイマー;
「記憶がない!」 = std::目が覚める;
}
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おえー!実行するとcore(ゲロ)を吐いてしまった。
原因は、"悪友"クラスは"酔っ払い"クラスを継承しているが、フレンド関係がないのでプライベートに関われないに違いない。
2007-06-03
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