2014-12-07

壊れかけの Raid

いまだ、ハードディスクがいきなり壊れるという経験がないのは、幸運であろう。この手の呪いは、なんらかの前兆がある。不良セクタが見つかるやら、アクセスのリトライが増えるやら、異音が鳴り始めるやら...
そして今回は、BIOS がゲロを吐く... "AHCI PORT0 Device Error"
Win7(64bit)でも... "ハードディスクの問題が検出されました"

モノは、DELL Studio XPS8100(2010年購入)内蔵 HDD...
  Seagate ST3500418AS(500GB/7,200RPM)
  # Motherboard: 0T568R(SATA)

お陀仏になる前に交換することに...
  Western Digital WD5003AZEX(500GB/7,200RPM)

1. Win7 の復旧で、ちと手間取る...
いきなりインストールで失敗!途中で固まる。たまたまかと思いきや、再度やってもダメ。
あっそうだ!BIOS の S-ATA 設定が、RAIDモードになっていた。Win7 のインストーラは対応していないが、必要なドライバを参照できるようになっている。DELL提供のドライバディスクにある RAIDドライバを、外部のメディアに展開しておいて、インストーラに食わせればいい。いや、最新版をどこからかダウンロードしてきた方がいいだろう。
さて、パーティションは、ブート領域に 100MB を確保する仕様になっている。なるほど、ここにシステムを置いて、起動安定性を確保するという戦略か。壊れたら、とりあえずこの領域を修復すれば起動はできる。
しかし、HDD が破壊される確率は、物理構造に依存することに変わりはない。システム領域よりも、データ領域のバックアップの方が重要であろう。

2. RAID から ATA へ
ところで、RAID にする意味ってあるんだっけ?内蔵HDD が一台しかないというのに。購入時、なぜ RAIDモード?と思ったが、深くは突っ込まなかった。工場出荷状態で、数MB のゴミのようなパーティションを切っているのは、気になっていたが...
ミラーリングだけなら、外付 HDD で十分!ただ、速度重視で内蔵HDDを増設して、RAID 0 で組む手はある。
とはいえ、Surface Pro3 のおかげで SSD に魅せられ、少々静かでパフォーマンスの高い HDD を持ちこんでも、まったく感動できない有り様。SSD で RAID を組むなら元気も出そうか?
てなわけで、BIOS の設定をATAモード(no AHCI)で再構築することにした。

3. ネアンデルタール人のバックアップ思想
ちっぽけな事業所とはいえ、ミラーリング(RAID 1)ぐらいは構築しておきたい、と考えたのが十年以上前。当時、RAIDといえば、サーバといった大掛かりなイメージがあった。そして、大昔のバックアップ思想が残っている。作業領域の差分データをサーバへ ftp して一括管理し、サーバ側で日々の差分をバックアップして、週末に全体を再構築するといった具合。大規模な事業所ならともかく、バックアップテープの発想だ。こんなやり方はとっとと捨てたいところだが、せっかく自動化しているのだからもったいない!という意識が妙に働く。これには、深かぁ~い言い訳がある。面倒くさい上に、当時の思考回路が再現できないときた。
見直せど見直せど、なお我が魂、官僚主義に沈みつつ、じっと手を見る...

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