2023-01-15

全自動トイレは懲り懲り... せめて便器の中にやって下さい!

これは、前記事の介護論、いや、介護奮戦記の続編である。介護とは、日々気が狂いそうになる自分との闘い。いや、もう狂っちまったか。だからこんなものを書いているのやもしれん...

さて、全自動トイレを設置して、十年ぐらいになろうか。御老体のために!と思ったけど、余計なお世話であったか...
確かに、全自動は便利だ!前に立つだけで、ようこそいらっしゃいませ!ってな具合に蓋が開き、便座から立つと勝手に流してくれて、おまけに、お尻まで洗ってくれる。おかげで、よそで用を足そうものなら、流し忘れるという大罪を犯しちまう。トイレのペーパーレス化は、オフィスのペーパーレス化のようにはいかんよ。

停電時は大騒ぎ!バケツに水を汲んでよっこらしょ!
定期的に洗浄までやってくれれば、夜な夜な奇妙な機械音がして、年寄りが騒ぎおる。
健康診断で大便検査でもやろうものなら、おっと!せっかく出したものが勝手に流れちまう。
要介護の御老体ともなると、全自動システムでは行動パターンが読めないと見える。用を足し終わっても、立ってパンツを上げているうちに、またやりたくなることも。すでに自動で蓋が閉まっていれば、その上に座って... あちゃぁ!ウォシュレットの上で... あちゃぁ!AI でも搭載してくれ!
まったく肛門の締りが悪い。現代人の肛門を軟弱にさせているのは、この手の機能やもしれん。
肛門の口で詰まるからといって、ボケ爺が自分で指を突っ込んで出そうとしやがる。怒りをぐっと、ぐっと飲み込んで... 時間をかけてもいいから... と、自然に落とすよう再教育し、ようやく大袈裟なことにはならなくなったものの... どんなやり方すれば、こんな所汚れるの?どんなやり方すれば、こんな汚し方するの?どこから掃除したらええのか... 途方に暮れる。何度手を洗っても、臭いが残った感じ。潔癖症になりそう... せめて便器の中にやって下さい!

おまけに、トイレまでも老いて故障が多い...
昨年だけで三度も... 自動洗浄時にエラーランプが点滅して機能停止。モータがいかれて蓋が開かず。水漏れで床が水浸し。といった具合.... その都度、修理費がかさむ。
しかも、この手の機械が故障する時は、きまって真冬のクソ寒い時期ときた。業者によると、交換部品は 12 年間までしか保持しないらしい。
そして今、便座を上げるとエラーランプが点滅してリモコンが反応せず、怪しげな臭いを醸し出している。御老体には、便座を上げる必要がないとはいえ。
なので、ピュアな、いや、プアな型を発注したが、コロナ禍のせいで納期が数ヶ月遅れているところ。故障してからでは手遅れだ!

ちなみに、2階にもトイレがあるが、昔ながらのシンプルなタイプで、築 25 年になるが一度も故障したことがない。便座を温める機能があるぐらいだが、コンセントを抜いたまま。おいらは、プラスチックの生暖か感がどうも苦手で、ウォシュレットも大嫌いなネアンデルタール人だ。
用を足す時ぐらいは、自然でいたい!排便人生こそ、Simple is the best !

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