引き続きブログ開設十周年企画、すなわち、手抜き記事「技術、マネジメント編」を。新年早々、コピペ時代を謳歌する...
自己をマネジメントすることは難しい。備忘録を蓄積したところで記憶力がついていけない。そして、楽をしながら金儲けをしようと目論む。そのために情報収集に努め、知識を得、生き方を工夫するとは、なんとも奇妙である。怠惰を求めて、勤勉に辿りつくという寸法よ。サミュエル・ジョンソンは、うまいことを言う、「多忙という威厳をまとった怠惰に、人は何よりもたやすく惹きつけられる。」と...
学問の真髄とは、自由に試行錯誤することにあろうが、それは、啓発された利己心と健全な懐疑心によって支えられる。この道は、真っ直ぐではつまらない。寄り道、回り道の類いがなければ。そして、継続こそが力となる。アリストテレスは、うまいことを言う、「人生とは、繰り返し行うことの集大成である。それゆえ優秀さとは、行為ではなく、習慣である。」と...
精神科医は、よく指摘する。神経衰弱に陥る時の兆候に、自分の仕事は極めて重要なものだという認識があると。解決策が分からないのではない。そもそも問題が分かっていないのだ。最大の課題は、正しい答えを見つけることではなく、正しく問うこと。誤った問いに対する正しい答えほど危険なものはない。まずは、じっくりと問い方を探してみようではないか。そして、仕事がこの世で最高のものだというのなら、明日のためにちゃんと残しておこう。
♪♪♪... 明日は~、どっちだぁ~... ♪♪♪
1. 技術
「神よ、時を知る方法を最初に見つけた人間を呪いたまえ!この地上に日時計をもたらし、わが日々を無残に細かく切り刻んだ者をも呪いたまえ!」... マッキウス・プラウトゥス
「失敗などしていない。うまくいかないやり方を一万通り見つけただけだ。」...トーマス・エジソン
「完璧というものは、付け足すものがなくなったときではなく、取り去るものがなくなったときに達成される。」... アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ
「簡潔に言うっていうのはすごくいい。自分が今どこにいるか知っていようが知っていまいが。」...サミュエル・バトラー
「抽象化は人間独特のものだ。私たちはいつ何どきでも、目覚めているかぎりは抽象化を行っている。しかし、ずっとそうしてきたわけではない。有史以前のいつか、はじめて抽象化が行われた瞬間があったはずだ。原始の人類が何かを見つめ、なんとなく見覚えがあるなと思い、突然 "ああ、またアレだ!" とひらめいた瞬間が。それが最初の抽象化である。その瞬間から、何もかもが変わった。人はこの地球上に解放された。」... トム・デマルコ
「実はハッカーというのは、言論の自由に対してものすごく執着するものなんだ。」... ポール・グレアム
「母国語で満足に書けないようなら、プログラミングはあきらめることだ。」... エドガー・ダイクストラ
「プログラムコードには、およそ人が『書く』もののエッセンスのほとんどが詰まっている。よい問題解決に始まり、設計、製造、検査、保守改良に至るソフトウェアのライフサイクルをきちんと制御する能力の大半は、実は文章の力であり、文章の力はよいコードを書く力とほぼ等価である。つまり、『美しいコード』を書けるということは、たとえ、コードを書くチャンスがなくても『美しいソフトウェア』を開発できるということなのだ。」... 竹内郁雄
「私にフローチャートだけを見せて、テーブルは見せないとしたら、私はずっと煙に巻かれたままになるだろう。逆に、テーブルが見せてもらえるなら、フローチャートはたいてい必要なくなる。それだけで、みんな明白にわかってしまうからだ。」... フレデリック・ブルックス
「禅の指導者は、数学が出来るようになりたければラテン語を勉強せよと言うだろう。プログラミングでも同じだ。オブジェクト指向プログラミングの本質を深く理解するには、論理プログラミングや関数型プログラミングを勉強する必要がある。関数型プログラミングに上達したければ、アセンブラを勉強する必要がある。」... ジョー・アームストロング
「Unixは、オペレーティングシステムというより口承文学だ。」... ニール・スティーヴンスン
「安全でしかも速いドライバーになるためにいちばん大切なのは、素早い反射神経ではなく、むしろ的確な予測能力である。」... ポール・フレール
2. マネジメント
「チームの問題は、技術的な問題と同じくらい、時にはそれ以上に、手ごわい。」... Esther Derby & Diana Larsen 著「アジャイル レトロスペクティブズ」
「プロジェクトマネージャの実力は、チームメンバーの人間関係で評価されると言っても過言ではない。」... スコット・バークン
「大事なのは本を読むことではなく、考えること。まず考えれば、何を読めばいいかだってわかるんです。まとまった時間があったら本を読むなということです。本は原則として忙しいときに読むべきものです。まとまった時間があったらものを考えよう。」... 丸谷才一
「右手がやっていることを左手が知らないせいで、スケジュールの惨憺たる状態だとか、機能がうまく合っていないとか、システムのバグといったことが一度に生じる。... チームは憶測でばらばらになっていく。」
「最悪の建築物は、用途に対してコストを掛け過ぎたものだ。バッハの創造的な作品には、定められた様式のカンタータを毎週作り出さなければならないという要請に押しつぶされたところなど微塵も見られない。」
... フレデリック・ブルックス
「思いの種を蒔き、行動を刈り取り、行動の種を蒔いて習慣を刈り取る。習慣の種を蒔き、人格を刈り取り、人格の種を蒔いて人生を刈り取る。」
「人は変わらざる中心がなければ、変化に耐えることができない。変化に対応する能力を高める鍵は、自分は誰なのか、何を大切にしているのかを明確に意識することである。」
「相乗効果の本質は、相違点、つまり知的、情緒的、心理的な相違点を尊ぶことである。相違点を尊ぶ鍵は、すべての人は世界をあるがままに見ているのではなく、自分のあるがままに見ているのだということを理解することである。」
... スティーブン・R・コヴィー
「終極において、人は人生の意味は何であるかを問うべきではない。むしろ自分が人生に問われていると理解すべきである。ひとことで言えば、すべての人は人生に問われている。自分の人生の責任を引き受けることによってしか、その問いかけに答えることはできない。」... ビクター・フランクル
「神様は心の内側から外側に向けて働きかけるが、この世は外側から内側に向けて働きかける。この世は貧民窟から人々を連れ出そうとするが、主は人々から邪悪や汚れた面を取り去り、自分自身で貧民窟から抜け出られるようにする。この世は環境を変えることによって人間を形成しようとするが、主は人間自体を変え、それによって人間みずからの手で環境を変えられるようにする。この世は人の行動を変えようとするが、主は人の人格を変えることができる。」... エブラ・タフト・ベンソン
「基本と原則に反するものは、例外なく破綻する。」
「完璧な組織構造などありえない。せいぜいできることは、問題を起さない組織をつくることである。」
「最大の無責任とは、能力を超えた課題に取り組み、あるいは社会的責任の名のもとに他から権限を奪うことによって、自らの特有の機能を遂行するための能力を損なうことである。」
「変化への抵抗の底にあるのは無知である。未知への不安である。しかし、変化は機会と見なすべきものである。変化を機会として捉えたとき、初めて不安は消える。... 変化ではなく沈滞に対して抵抗する組織をつくることこそ、マネジメントにとって最大の課題である。」
「プロであるからといって正しいことをするとは限らない。最善を尽くすのみである。しかし、知りながら害をなすことは許されない。プロは自立しなければならない。私的利害ではなく公的利害によって動かされることを自覚してこそ自立が認められる。」
「今日、ルソーの啓蒙主義とフランス革命が自由のルーツのように語られるが、間違いである。あらゆる全体主義がリベラリズムから発している。ルソーからヒトラーまでは真直ぐに系譜を追うことができる。その線上にマルクス、スターリンがいる。彼らの全てが、時代の理性を万能とする理性主義の失敗から生まれた。」
... ピーター・ドラッカー
2017-01-08
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