2006-11-13

"次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた(上/下)" Victor Thorn 著

某経営関係の本で推薦していたので読んでみることにした。まずTVでは放送できないだろう。

記憶をたどると、こうだ。。。
「真の世界権力者達による新世界秩序なる陰謀」

  • 米国を意図的に衰退させ中国を次の超大国に育て上げ太らせて儲けようとしている。
  • 世界の食料供給を完全支配している。
  • JFKの暗殺は、真の世界権力者に反抗したためだ。
  • 米国は重税国家となり、国民は福祉国家の奴隷にされる。
  • FRBは民間銀行で大株主はニューヨークのユダヤ系大銀行である。
  • 第二次大戦後ロックフェラー家がソ連,中国の共産主義大国を作り資本主義国を恐怖で支配した。
  • エイズ・ウィルスは作為的に造られた。
  • 9.11 テロは、米国を戦争に引きずりこむために仕組まれた陰謀。

んー。アル中ハイマーにしては、なかなかの記憶力である。

特に、下巻(諜略・金融篇)のFRB(連邦準備銀行)に関する記述では。
「米国で貨幣を作っているFRBは営利目的の民間会社であるが一度も監査を受けたことがない。100万ドルの貨幣を作るコストが、わずか230ドルで、勝手に貨幣を作り出し米国政府に利子付で貸し出しぼろ儲けしている。民間圧迫への批判報道はあっても政府圧迫への報道はなされない。 」
本書は数々の陰謀説を唱えているが、おいらにはこの部分だけで充分満腹である。ただ、どんなすばらしい景色であれ、その一瞬だからこそ印象も増すのである。そういう意味で本書の上下巻という構成はうまくできているのかもしれない。
おいらは、術中に嵌ってしまった読者なのだ。
そう言えば、日銀はジャスダック銘柄かあ。。。

  • F. ルーズベルト大統領曰く。
    「政治では、偶然に起こることなど一つもない。何かが起これば、それは間違いなくそうなるように予め計画されたからなのだ」
  • 世界の四大産業は、高利貸し、エネルギー、麻薬、戦争である。

副島隆彦氏による翻訳書であるが、彼の集大成といったところだろう。思わず、ベンジャミン・フルフォード氏、中丸薫氏の本を読み返そうとした。
おいらは、すぐに影響されてしまうのだ。
竹中さん郵政民営化ってほんまに大丈夫???

次は、資本主義が崩壊する番なのか?
ちょうど、映画「ワールド トレード センター」を観たが、やや複雑な気分である。当事者の苦労はわかるが、最後のナレーションでイラク戦争と結びつけるのはいかがなものかオリバー・ストーン。

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