2007-01-18

"はじめて読むドラッカー: マネジメント編" Peter F. Drucker 著

2冊目: マネジメント編 - チェンジ・リーダーの条件
まず、マネジメントの定義から紹介しよう。
マネジメントとは、最初の定義が「地位と権力をもつもの」それから「部下の行動に責任をもつもの」と変化し、今では「知識を行動に具体化することに責任をもつもの」と定義する。使命を持つことで初めて行動に焦点をあわせることができる。一流のマネージャは使命すなわち目的の定義に力をそそぐ。とまとめている。
なるほど。人間の潜在意識というのは使命感に勝るものはないのだろうか。アル中ハイマーはいつも只酒につられ、早く酔わねばと使命感を抱くのである。

責任の範囲を明確に。。。
「能力の無い仕事を引き受けるのは無責任である。期待を持たせたあげく失望させる。権限と責任は表裏である。権限を有するものは責任を有し、責任を有するものは権限を要求できる。社会の最大の無責任とは、能力以上の課題に取り組み、あるいは社会的責任の名のもとに他から権限を奪うことによって、自ら機能を遂行する能力を損なうことである。」
おいらは責任の範囲を明確にすることは意外と難しいと思うのである。ある程度のハッタリ営業もしないと喰っていけない事情がある。最終的に信頼関係は正直でないと生まれないと分かっていながら。しかし、アル中ハイマーは無能すぎてハッタリすらきかないのである。
既に権限を手中にしたやからは、自身の存在価値を認めさせようと躍起になる。そして、能力ある人を差し置いた存在となり、組織機能を阻害するのである。自身の居場所を求める生物的本能が働くのかもしれない。アル中ハイマーのような無能なやからは、世間のお邪魔虫にならないように心がけないといけないのである。

プロフェショナルの意識を持つ。。。
「プロであるからといって正しいことをするとは限らない。最善を尽くすのみである。しかし、知りながら害をなすことは許されない。プロは自立しなければならない。私的利害ではなく公的利害によって動かされることを自覚してこそ自立が認められる。」
おいらはプロフェッショナルの倫理感など考えもしないのである。いつも、"やってみなきゃ分かんないよ!" などと到底プロフェッショナルとは思えない台詞を吐くのである。プロ意識を持たねばなるまい。
ところで何のプロだったか思い出せない。詐欺師だったような。こうしてアル中ハイマー病はどんどん進展するのである。

ベンチャー企業の行く末について。。。
「起業家たるもの、"何が得意で何が不得意か"の問いこそ、ベンチャーが成功しそうになった途端に直面する問題である。ベンチャーの創業者は外部の客観的な助言が必要である。そのような相手は社内には見つからない。創業者の判断やその強みを評価し、問題にできる人物が必要なのである。軌道に乗りかけてことごとく失敗する要因は、強みを忘れて、財務管理もできなくなり内外から信頼を失う。」
なかなかの指摘である。マネジメントが無い経営は近い将来失速して絶えてしまうということか。好調な時ほど検証が必要かもしれない。

「経営戦略はよく見かけるが、起業家戦略はなかなか見当たらない。重要なのは、総力戦略、ゲリラ戦略、ニッチ戦略、顧客創造戦略の4つ。」
既に大企業として君臨していても、起業家としての認識は欠かせないらしい。つまり、どんな組織であろうと、知識社会では起業家精神が多かれ少なかれ必要だということである。

「顧客は合理的に行動する。メーカーはその事情を知らないから失敗するだけだ。メーカーにとっての製品でなく、顧客にとっての価値を提供する。起業家戦略でマーケティングを行う者だけが市場に残る。」
歴史的に企業は自らの都合により、買い手を啓蒙してきた経緯がある。マーケット戦略は相手の都合から始まることを説いているが、当り前のように聞こえる。このようなことを記しているということは、従来の企業姿勢が、あまりに横暴過ぎたということだろう。

マネジメントを実行するにしても、結局は信頼が無ければ手が出せない。従業員、顧客など誰を相手にするにせよ、相手本位に行動するべきである。しかし、アル中ハイマーは、いつも自分本位で行動する。どうせ相手のことなど考えても分からない。自分を相手の立場に置いてみるぐらいしかできないのである。しかも、その立場は、しばしば勘違いしたものばかりなのである。
夜の社交場で"おいらベロンベロンに酔ってるから、綺麗に見えるねえ"なんて女性を褒めても、ビールをかけられるのが落ちなのだ。女心など難しくて分からないのである。
本書に限らないのだが、最近、なぜか?本を読むと辛い説教を聞いてるような気になる。全く記憶にないのだが、なぜか胸騒ぎを覚える。過去に罪深いことをしたことがあるのだろうか?アル中ハイマーは潜在意識と闘い続けるのである。

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