推理小説はまるで麻薬だ。今宵も寝不足が辛い。誰か止(泊)めて、そこのお姉さん!神よ、廃人になる前に愛人を!
前記事「マギの聖骨」に続くシグマフォース・シリーズ第二弾、正式名を「Black Order」と言う。Black Orderとは、ナチ親衛隊の別名でハインリヒ・ヒムラーの息のかかった幹部たちを指す。当初、親衛隊はアドルフ・ヒトラーの私的ボディーガードとして設立された。SS(シュッツシュタッフェル)には独立護衛隊という意味がある。それが後にオカルト化し、Black Orderへと変貌する。ヒムラーがオカルトに憑かれていたという説は広く知られる。彼のオカルト思想とは何か?どんな研究がなされていたのか?これが本書のテーマである。そして、進化論、知的デザイン説、遺伝子工学、量子論から、北欧のルーン文字やアフリカ奥地の怪物伝説に至るまで、知識とウンチクのオンパレード。尚、ここに提示される科学的議論は、すべて事実に基づくという。事実は小説よりも奇なり!とはよく言ったものだ。
意識とは何か?生命の起源を量子論的に組み立てれば、こういう図式になるらしい。
アミノ酸 >> 最初のタンパク質 >> 最初の生命 >> 意識
本書は、人間の意識を一種の量子現象としている。
現在、人類は量子コンピュータを次世代コンピュータと位置づけ模索している。その正体を、仮に意識現象を扱うものと定義するならば、念力が通じるという恐ろしい結果を生むかもしれない。科学は人間の欲望から生じる。そして、人間社会を豊かにしてきたと同時に大量破壊兵器をも生んできた。科学者は、善悪はそれを用いる者の心の中にあると訴える。これは詭弁であろうか?人間の欲望には大きく二つのものがある。知性を求める純粋な欲望と、支配欲や物欲に満ちた脂ぎった欲望だ。だが、純粋な意欲で動機づけたところで、知識の優位性を意識した途端に脂ぎった意欲へと変貌する。となると、相対的認識しか持てない人間に、邪悪な意識を消し去ることなどできようか...結局、絶望論に帰着するのか。
人間は、神になろうとしているのか?悪魔になろうとしているのか?それともその両方か?二つの状態を量子論的確率に結びつけるならば、「シュレーディンガーの猫」と似たような状況になる。その解決策に、知的デザイン説を持ち出せば、デザイナーの正体は誰か?という素朴な疑問が湧く。知的デザイン説とは、知性ある何かの存在によって生命や宇宙の精妙なシステムが設計されたとする説だ。その答えを宗教に求めるならば簡単、そぅ、神だ!だが、量子論に求めるならば、人為的操作に結びつくかもしれない。ここで言う人為的とは、ちょっとニュアンスが違うので注意されたい。それは確率的誘導とでも言おうか、まったくの偶然性では説明できないという意味だ。
では、確率を左右する要因とは何か?それが意識であり、祈りというわけだ。願いと言った方がいいかもしれない。ただし、より美しく、より優れた、より強くといった欲望と、ちと違う。突然変異の無作為性では、先天性の欠陥が超人的な能力を発揮させる例がある。サヴァン症候群は、左脳が障害を受けて、右脳がその埋め合わせをした結果、計算能力が超人的に高められると聞く。眼が不自由となれば、その能力を補うために聴覚を研ぎ澄ます。これが量子論的進化論と言うべきものであろうか?つまり、量子論から眺めた知的デザイン説のデザイナーとは、自己であり、自我であり、進化しようという本能的意志ということになろうか。実は、本書の扱う最大のテーマは、この問題提起ではなかろうか。アリストテレス曰く、「狂気の要素のない偉大な天才は、未だかつて存在したことがない。」
進化は生物学の根幹を成すものであり、それによって生物学が新たに発展した理論に基づく科学という位置づけを得たとすると、これは科学なのだろうか、それとも信仰なのだろうか。...チャールズ・ダーウィン
信仰心を持たない科学には行き着く先がない、科学的視点を持たない信仰心には見る目がない。...アルベルト・アインシュタイン
私が神から特別に保護されていないという証拠はあるのか。...アドルフ・ヒトラー
今宵は、科学と宗教の境界、あるいは化学と生命の境界なるものを必死に追いかけているような気分になる。それは、いきなり登場するダーウィンが所有したとされる聖書が物語っている。つまり、進化論を唱える科学者と敬虔な信仰者を結びつけているわけだ。
古来、物体と精神、あるいは肉体と魂は分離できるのか?そこに境界はあるのか?という哲学的論争がある。実存論的思考では、人間の実体は精神であって、固体である肉体にはなんの意味もないと主張する。一方、モナド的思考では、物質の最小単位は原子のような物的存在ではなく、けして分離できない固体と魂が対になった形而上学的存在だと主張する。本書の立場は後者に近いか。それは、量子論を根底から支える概念、すなわち粒子性と波動性で説明してくれる。素粒子の世界では、この二重性をけして切り離すことはできない。
世の中には、境界が明確に説明できないにもかかわらず、区別されるものが実に多くある。その区別によって、互いに意思疎通ができているから人間とは不思議な生き物だ。意思疎通ができていると信じているだけのことかもしれんが。有限と無限、意識と無意識、主観と客観、創造と破壊... これらすべての境界を明確に説明できる人はいないだろう。数学の記号で定義することができたとしてもだ。実は、対となって存在するものは、すべて分離できないのでは?意識や認識とはそういうものかもしれん。その証拠に、酔っちまえば夢も現実も同じよ!
1. あらすじ
物語は、三ヶ所で発生する事件が同時進行しながら、最後に一本の線で結びつくという展開を見せる。
まず、コペンハーゲンで開催されたオークションで、ダーウィン所有の聖書が出品される。調査に訪れたシグマフォースのグレイソン・ピアース隊長は、謎の暗殺者に命を狙われる。手がかりは、聖書が手に渡ってきた来歴に隠されていた。聖書を入手すると、そこに書かれたルーン文字の暗号を追って、ドイツのヴェーヴェルスブルク城を訪れる。
同じ頃、ネパールの僧院で奇病が発生する。調査を依頼された女医リサ・カミングズは、狂気した僧たちと奇病に感染したシグマフォースの司令官ペインター・クロウと出会う。二人は隠蔽を企てる謎の組織に捕らえられ、ヒマラヤ山中のグラニートシュロス城(花崗岩の城)に軟禁される。場所はシャングリラ伝説があったとされる辺り、そこには謎の装置「釣鐘」があった。
一方、南アフリカ共和国では、英国諜報部MI5が、大富豪ワーレンベルク家の不自然な資金の流れを追っていた。諜報員として潜入した生物学者マルシア・フェアチャイルドとポーラ・ケインは、シュルシュルウエ・ウンフォロージ動物保護区にあるワーレンベルク邸をマークする。ある日、動物保護区で原住民ズールー族に伝わる謎の怪物ウクファが目撃された。怪物が殺した動物は、食べられた形跡がない。空腹でもないのに、快楽のためだけで殺すような肉食動物が、自然界に存在するだろうか?たった一種類いた。それは人間だ!
これら三つの展開を、要約するとこんな感じであろうか...
まず、ドイツでは、聖書に記される暗号の意味を、歴史の面から迫る。その鍵は、狂気的進化論から眺めたヒムラーの優越人種論、すなわちアーリア民族説にある。
次に、ヒマラヤ山中では、研究が実施されてきた事実を元に、科学の面から迫る。その鍵は、人体実験と動物実験における遺伝子操作を、量子論から眺めた知的デザイン説にある。
最後に、南アフリカで現実を目の当たりにした時、生命とは何か?知性はどこへ向かっているのか?と、哲学的な議論に踏み込むことになる。そして、人間の意識の正体とは何か?それは量子コンピュータに答えがあるのでは?といった議論まで展開される。
最後の最後では、ヒムラーの恐るべき不愉快な野望が明らかになる。それはワーレンベルク家の家系図にあった。また、スパコンでも解読できなかった6つのルーン文字の暗号とは、なんと!それぞれの文字を回転させて正しい向きと場所に配置していくとある記号が浮かび上がる。
更におまけで、量子論から誕生した「完璧な人間」の姿も垣間見せてくれる。尚、完璧とは平凡ということかは知らん。
2. 「釣鐘」は実在した ...歴史的事実!
第二次大戦後、英米仏露の間でナチの科学技術争奪戦が繰り広げられた。「ペーパークリップ計画」では、V2ロケット製造に関与した何百人ものナチ科学者が秘密裏に米国へ移送された。英国は、暗号名「Tフォース」(テクノロジーフォースの略)のもとに5千人の兵士と専門家を派遣した。Tフォースの創始者は、イアン・フレミングという指揮官。そう、「ジェームズ・ボンド」を書いた小説家だ。つまり、チームの隊員をモデルにした小説というわけか。
対して、ナチも黙っちゃいない。終戦間近、科学者や研究所を抹殺し、連合国の手に渡るのを阻止した。第三帝国復活の夢を見つつ...その研究所は数百ヶ所にものぼり、ドイツ、オーストリア、チェコスロバキア、ポーランドなど各地に散らばる。その中で最も大きな謎に包まれていたのが、ポーランドの要塞都市ブレスラウ郊外にある元鉱山だという。
そこで行われていた研究は、暗号名「ディー・グロッケ(釣鐘)」。記録によると、奇妙な光を目撃したという住民たちの証言や、原因不明の病気や死亡例などがあるという。鉱山にはソ連軍が一番乗りしたが施設はもぬけの殻、発見されたのは研究に携わった62名の科学者の射殺死体だけだったという。歴史的事実として言えることは、ただ一つ「釣鐘」は実在したということである。
3. オカルト思想とアーリア民族思想 ...事実との境界はかなり微妙か!
ナチは、ミッシュリングという概念を用いてユダヤ系ドイツ人を分類し、命の保障の代わりに忠誠を誓わせたという。秘密研究に尽力したミッシュリングの科学者も多くいたらしい。本書は、ヒムラーとミッシュリングの関係に迫る。ミッシュリングの科学者が娘宛に遺した手紙には、次のようにある。
「あまりに美しい真実が、このまま日の目を見ずに終わるのは惜しい。だが、あまりに恐ろしい真実が、世の中に解き放たれるのは危険だ」
ヒムラーは、トゥーレ協会という狂信的な愛国主義グループの会員だったという。彼らは、ユーバーメンシュ思想、すなわち超人思想に憑かれていた。古代ゲルマン民族のチュートン人がローマ軍を撃退した時の森林地帯のあたりに秘密の集会場を設け、チュートン人こそ失われた優越人種の子孫だと信じていたという。また、ルーン文字の魔力を信じていた。ナチはルーン文字を記号として巧みに利用している。SSのマークで、稲妻が二本並んだような形もルーン文字だ。そして、ヴェーヴェルスブルク城に迫るのだが、そこはナチ親衛隊長官ヒムラーの拠点だった。
ナチは、国家社会主義ドイツ労働党と称していたが、実はカルト教団だった。盲目的な服従を要求する精神的指導者、同じ征服に身を包む弟子たち、秘密裏に行われる儀式と血の誓い。崇拝の対象となる偶像ハーケンクローツ(鉤十字)は、十字架やダビデの星のような役割を担う。ナチは思想の持つ潜在能力を理解していた。国民を洗脳する力が、どんな武器よりもはるかに強力であることを。
ヒムラーは、ザクセン朝ドイツの初代国王ハインリヒ1世の生まれ変わりだと信じていたという。そして、数千年も前のインドの古代ヴェーダ語の聖典を研究していたという。そもそもの始まりは、アーリア民族という言葉を最初に使ったブラヴァツキー夫人に遡るらしい。彼女は、仏教の僧院で研究していた時、今の人類はある優秀な人種が退化したもので、いつの日か再び進化を遂げる人種が蘇ると考えた。いわゆる支配者民族説だ。その100年後、グイード・フォン・リストがブラヴァツキー夫人の説とドイツ神話を組み合わせて、架空のアーリア民族が北欧人種系であるとの説を唱えた。ドイツ国内に多く点在したオカルト結社が、その説に飛びつく。トゥーレ協会、ヴリル協会、新テンプル騎士団など。しかも、第一次大戦で敗北の屈辱を受けていたドイツ国民は、その説をすんなりと受け入れた。ヒムラーは、これらの研究を踏まえて、アーリア民族の発祥の地はヒマラヤ山中だと確信したという。つまり、アーリア民族を蘇らすためには、ヒマラヤ山中しかないというわけだ。ナチはヒマラヤ山中に調査のための遠征隊を送り込んだという。ヒムラーは、ヴェーヴェルスブルク城をドイツ国内に建設すると、ヒマラヤ山中にもそれを模した城を建てた。それがグラニートシュロス城だという。
4. 相対論 vs. 量子論
20世紀初頭、物理学会では二大理論体系の論争が巻き起こった。西側諸国はアインシュタインの相対性理論を指示し、アメリカはマンハッタン計画を実施した。ちなみに、アインシュタインは量子論が受け入れられなかったと言われる。
対して、ナチは量子論を選んだ。理由は簡単、アインシュタインがユダヤ人だから。そして、ハイゼンベルクやシュレーディンガーらの理論に基づいて研究を進めた。中でも、量子論の父マックス・プランクが最も重要視されたという。現在では「零点エネルギー」と呼ばれる研究である。物質が絶対零度まで冷却されると、すべての原子運動は停止する。つまり自然界の活動がゼロになる。だが、そんな状態であってもエネルギーは残っている。存在するはずのないバックグラウンド放射線が観測できる。そのエネルギーの存在は、伝統的な理論体系では説明できないが、量子論だったら可能である。絶対零度になると粒子は運動しないが、粒子自体の発生と消滅を繰り返すことによって、エネルギーを生じる可能性がある。完全静止から生じるエネルギーとなれば、その潜在性は無限大というわけか。
5. 量子論的知的デザイン説 vs. 自然的進化論 ...この論争は見物だ!
カンブリア紀という比較的短い時期に、無脊椎動物などの新生物が爆発的に誕生したという説を紹介してくれる。つまり、「単なる偶然にしては、生物の進化は速すぎる」ということらしい。DNAは隕石によって運ばれたという説もあるけど。
最近の例として紹介される事例は興味深い。ある研究者が、ラクトースを消化できない大腸菌の生成に成功したという。そして、その大腸菌を培養してから、栄養がラクトースしかないシャーレの中に入れたら、どんな現象が生じたか?ラクトースが消化できないのだから、大腸菌は餓えるしかない。ところが、98%は死滅しながらも、2%は生き延びたという。そぅ、たった一世代で2%も遺伝子を変異させたというのだ。この突然変異は驚くべき確率だ。確かに無作為性とは言いにくい。
更に、原始のスープの時代、すなわち生命の起源まで遡る。単細胞生物の前には何が存在していたのか?生物をどんどん分解していくと、どこまでを生命と呼べるのか?DNAは生きていると言えるのか?染色体は?タンパク質や酸素は?いったいどうやって化学物質から細胞へと飛躍できたのか?太古の地球の大気は、水素、メタン、水分に満ちていた。そこにエネルギーの刺激を何度か与えれば、例えば落雷によって、ガスが単純な有機化合物を形成した可能性があるという。これらの化合物が原始のスープの中に浸され、やがて自己複製可能な分子を形成する。これは実験でも証明されているそうな。
瓶に詰めた原子のガスからはアミノ酸を含む液体が生じる。アミノ酸はタンパク質の基本構成要素で、そこから生命が始まる。十分な量のアミノ酸が混じり合ううちに、自己複製可能なタンパク質を生成するための正しい組み合わせになる。アミノ酸が偶然正しく結合してタンパク質が生成される確率は、10の41乗分の1だという。この確率は世界中のすべての熱帯雨林に存在するタンパク質を集めて、そのすべてをアミノ酸の液体に分解したとしても、その中でタンパク質を生成するための正しい組みわせを一つだけ作るには、その5千倍のアミノ酸が必要だという。これで生命の誕生が、単なる偶然で説明できるのか?と問うている。
6. 釣鐘の正体 ...もちろんフィクション!
釣鐘は、優越人種を製造するために開発された。具体的には、量子レベルで遺伝子を刺激する装置である。どんな薬も治療法も効かない領域で細胞に損傷を与えることができる。DNAサンプルがあれば、ピンポイントで個人を抹殺することだってできる。
当初、釣鐘はエネルギー発生装置の実験だったという。燃料として未知の物質「ゼーラム525」を使用していた。ゼーラム525は、零点エネルギーの研究の副産物だという。釣鐘が回転すると強力な電磁波の渦が生じ、ゼーラム525をこの渦にさらすと奇妙な量子エネルギーが発生する。ナチの科学者は、生物細胞に悪影響を与えるだけでなく、向上させる効果があることも発見したのだった。カビの急激な成長、シダの巨大化、ハツカネズミの反射神経の向上、ラットの知能向上など。しかも、高等動物になるほど、より有益な結果が得られるという。そして、人体実験を行うと、驚異的なIQ、鋭い反射神経などが観測される。有害が発生する可能性は確率論に持ち込まれる。奇形が生じるのも、やむなし!とするのが量子論的思考かどうかは知らん。
ナチは、「完全な人間」を製造することに成功していたという。第一号はポーランドのブレスラウ近郊の研究所で誕生した。戦後、釣鐘はヒマラヤ山中に渡るが、情報は完全には残っておらず再現できない。当初、人体実験をしていたが、やがて人体に悪影響を及ぼすことが分かると、計画は動物実験に切り替えられる。
釣鐘から生まれた人間は、「ゾネンケーニヒ(太陽王の騎士)」と呼ばれた。尚、ゾネンケーニヒは二種類ある。計画が盛んに進められていた時期に誕生した者は、王のような待遇を受け、「リッター・デス・ゾネンケーニヒ(太陽王の騎士たち)」と呼ばれ尊敬された。ところが、欠陥があると分かり計画が頓挫すると、「レープラケーニヒ(癩病の王)」と呼ばれ軽蔑された。シグマフォースの隊員たちを襲う暗殺者たちはゾネンケーニヒで、大柄で俊敏で超人的な能力となれば、敵うはずもない。釣鐘は放射線病の治療にも使えるという。完全に放射能を制御できればだけど...
研究は、南アフリカの方がヒマラヤ山中よりも、はるかに開発が進んでいて、完成に近づきつつあった。そこにはハイエナの化け物、体毛がない知性的なゴリラ、真っ白な毛のライオン、螺旋状の角をした縞模様のアンテロープ、骸骨のように痩せ細ったジャッカル、アルマジロのような鱗甲板で覆われたアルビノ種のイボイノシシなどの奇形動物ばかりが飼育されていた。人間どもは時々化け物の餌にされる。
釣鐘の開発の副産物はまだある。それは量子爆弾だ。アインシュタインの相対性理論からウラン原子の持つエネルギーを利用した核爆弾が製造されたが、プランクの量子論に隠されたエネルギーの持つ威力は比べ物にならない。なにしろ、ビッグバンに結ぶつく理論なのだから。
2012-01-22
登録:
コメントの投稿 (Atom)
1 コメント:
> 実は、対となって存在するものは、すべて分離できないのでは?意識や認識とはそういうものかもしれん。
「男と女は対で存在するが、分離できるではないか!」とご指摘を受けた。
いや、対で存在していると信じているだけのことかもしれん。その証拠に、どんなに愛しあって合体しようとも、心が一つになることはけしてない。
コメントを投稿