2016-11-27

宗旨替え... 愛の電話 + セブン教

酔いどれ天の邪鬼は、セブンという数に看取られているような気がする。ミレニアムの呪いを払ったのも Win 7 であったが、今では、SM狂の十字架バージョンに翻弄される。
さらに、愛の電話に憑かれると、七つの大罪がプラスされる恐れが。惚れっぽい酔いどれ天の邪鬼に、煉獄の山は酷だ!
それでも懲りず、黒い林檎とにらめっこした挙句にアップップ教へ宗旨替え。実は、黒い林檎を喰わず嫌いできた。だが、始めて食してみると、これがなかなか。やはり一度は試してみないと、それが毒入り林檎であっても...

モノは、iPhone7 Plus 128GB Black(model A1785)...
愛の電話を選択する上で、SDカードに対応していないことが、一つの懸念材料であった。というのも、携帯用電子機器や自動車のナビでは、音楽データをSDカードで配布できるようなファイル構造で管理している。SDカードなら、壊れてもリスクが小さいし...
これが使えないとなると、本体にある程度のメモリ容量が欲しい。32GB モデルではちと寂しいし、6s のラインナップにあった 64GB モデルがなくなったのは痛い!
てなわけで、128GB モデルを選択。今どき外付けメモリもないだろうってか。いや、大容量モデルを買わせるアップップ戦略にしてやられたか...
本体の色はあまり気にならない。どうせ手帳型ケースに入れるし。好みは、つやなしのブラックか。
ちなみに、ジェット・ブラックに、なぜこんなにも人が群がるのか?と不思議に思っていると、伝統的なアップップ教徒は、新しいと銘打ったデザインに殺到する傾向があると、ある信者がもらしていた。ただ、ボディが黒なのに EarPods が白であることには、こだわりがないらしい...

さあ、モデルは決まった...
とはいえ、おいらは初期ロットから逃げる保守的なネアンデルタール人だ。そして、予約状況はどうなっているかなぁ... と軽い気持ちでショップに足を踏み入れたのが、三週間ほど前。すかさず店員が寄って来て、ブラックでよければ 128GB モデルが一台だけございます!というではないか。これは運命の出会いに違いない!いや、セブン教の教祖様と称すメフィストフェレスのお導きやもしれん...




1. バッテリーを持たせよう..
この手の電子機器で、一番気になるのはバッテリーの持ち時間であろうか。いくらリチウムイオン電池にメモリ効果がないとされても、物理構造からして完全にゼロってことはないだろう。バッテリーを傷めないためにも、なるべく使いきって、フル充電を繰り返す、といったことを心掛けてはいるが、なかなかそうもいかない。
また、バッテリー容量が物理的に大きくても、OS やアプリが浪費すれば同じこと。減り具合は、ブラウジングをやるだけならほとんど気にならないが、音楽をずっと再生しながら使っていると思ったより速く、一日持つか微妙。そんな使い方は滅多にしないだろうが、長距離出張の時はやるかもしれない。
まず、バックグランドや通知、位置情報や機能制限、あるいはアクセシビリティなどの設定を見直し、さらに不要アプリを削除。そして、ソフトウェアの無駄な常駐を避けるために、確実にアプリを終了する方法を知っておくことが肝要であろう。そこで、マルチタスク画面は重宝できる。ホームボタンをダブルクリックすると起動中アプリがサムネイル表示され、上にスワイプすると終了。おぉ~、同時に三本指までいける!

2. テザリングに病みつき...
モバイル機器では、Surface Pro3 に頼りっきりで、常に WiFi スポットを意識して行動していた。気分屋のおいらは設計の仕事で温泉宿に篭もることもあり、前々から自動車を WiFi ステーションにできるといいなぁ... と思ってきた。
しかし、携帯機器でテザリングする方がはるかに現実的だ。iPhone7 における具体的な手段は、WiFi 以外にも USB と Bluetooth が用意されている。3台も繋がれば御の字だが、仕様では5台まで。大手キャリアも大容量プラン(20GB)が出揃ったことだし、これで心置きなく使える。
おぉ~、場末の自宅でも 4G と表示される。実際は、LTE だろうけど。速度は、iPhone7 経由 Surface Pro3 で、30Mbps ぐらいはコンスタントに出てくれる。十分仕事に使えるレベルだ。さっそく露天風呂へ速度計測に行かねば...

3. Safari vs. Chrome
最も用途の多いブラウザの選択は、ちと気を使う。ブックマークなどのデータ移植性を考慮すれば、断然 Chrome だろう... と思っていたが、iOS 10 に限って言えば、Safari の方が良さげ。タブ表示のアニメーションも分かりやすいし、複数のタブを一括で閉じる時も、タブアイコンを長押しすることで簡単。Web サイトのスクロール中にメニュータブを表示する時も、サイトアドレスをタップしたり、軽く下にスワイプするだけでいい。
とりあえず、Safari をメインに使ってみよう...

4. iTunes も悪くない...
愛の電話を選択する懸念材料の一つに、音楽データの移植で iTunes を経由することがあった。昔からアップップ教は、他社との競合で特殊なアプリケーションを流行らせようとするところがある。SM狂も似たようなものか。
伝統的にアップアップ教とSM狂の相性の悪さは周知の通り。今まで CD から落としたデータフォーマットは、WMA 形式をメインにしてきたが、愛の電話は受け付けてくれない。iTunes は、WMA を AAC に変換してくれるが、どうせなら AAC 形式で直接落とした方が音質もいいだろう。使い勝手も、Windows Media Player より、データの属性を整理する上では良さげだし...
ちなみに、つい最近購入した自動車(クラウン Hybrid アスリートS の標準ナビ)における音楽再生は、USB 経由の iPhone7 と相性はよさそうで、それだけに Apple の CarPlay 対応車種でないことが惜しまれる。

5. コントロールセンターは便利!
画面外部の下から上にスワイプするだけで、コントロールセンターが出現。機内モード, WiFi, Bluetooth, おやすみモード, 画面縦向きのロックがエントリされ、on/off が簡単に切り替えられる。実は、機内モードは、飛行機に乗る時だけでなく、会議中でも重宝している。
また、Night Shift 機能もあって、なんとなく眠りを誘ってくる。この機能はブルーライトを軽減してくれるらしいが、どれほどの効果があるかは知らん。
AirPlay や AirDrop、あるいは、LEDライト(懐中電灯)やカメラなどもエントリ。横にスワイプすると、音楽再生用のカードも出現。しかも、ロック画面でアクセス可に設定できる。

6. 音声コントロールが目障り...
ロック状態でも、何かの拍子に突然ダイヤルしだすからビックリ!こいつをオフする方法が悩ましい。Siri をオンにすれば音声コントロールは抑制できるが、Siri と音声コントロールの両方をオフすることはできないようだ。機能制限で、[Siriと音声入力]をオフしても、音声コントロールは生きてやがる。なんじゃ、この仕様は?
Siri の方はロック画面でオフすることができるので、とりあえず Siri をオンにしておくしかなさそうだ。ただですら騒がしくてしょうがない世間にあって、電子機器までも喋りだしたら収拾がつかない。自動車にも Siri に似た機能が搭載され、不協和音の大合唱!ガミガミと尻(Siri)に敷かれながら生きていくのは辛い...

7. おまけ
  • 指紋認証の使い勝手はなかなか。ロックまでの時間が短くても問題なし。設定の[ホームボタン]って何かと思えば、クリック感が三段階で調節できる。
  • 内蔵辞書が意外と使いやすい。キーボードにカーソルキーを表示させているが、所定の場所を長押しすると、拡大鏡が出現してカーソル位置の移動がやりやすいので無用かもしれない。
  • model A1785 には、クアルコム・モデムが搭載され、インテル・モデムより 30% ほど速いらしい。比較しようがないけど...

ちと気になる点...
  • イヤホンジャックが消えたのが痛い!Bluetooth イヤホンを検討中。Lightning Dock も検討中たが、手帳型ケースとマッチしないかも。
  • サイレントモードをマナーモードと思っていると痛い目に会いそう。着信音、メールの送受信音、クリック音はオフになるが、カメラのシャッター音、アラーム、音楽、ブラウジング中の音声などは消音してくれない。特に、シャッター音はなんでこんなに大きいの?また、モード状態を画面に表示してくれると助かる。暗い場所ではサイレントスイッチがどっちになっているか分かりにくいし、手帳型ケースでは尚更。
  • 通話時、こちらの声が聞こえづらいらしい。手帳型ケースでは、表カバーを裏に折り返すと、背面のノイズキャンセリング用マイクを塞いでしまう。これに注意すれば、改善されるみたい。相手の声も遠くから聴こえてくる感じで、マイクとスピーカの位置に注意する必要がある。
  • ロック画面でカメラ機能を抑制したいが、できないようだ。今のところ?
  • Android Wear と相性が悪いという噂が... 実は、Moto 360(2nd Gen.)とセットで検討していたが、そのうち解決されるだろう。きっと!

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