2012-07-01

Fedora 17 へアップデート

さて、アップデートしようと思ったら、なんじゃこりゃ!

"There is a general warning about upgrading via. yum being unsupported at the top of this page. However Fedora 17 is very special. You should seriously consider stopping now and just using anaconda via. DVD or preupgrade, unlike all previous releases it's what the yum/rpm developers recommend. Continue at your own risk."

ディレクトリ配置も変更される模様。

"Fedora 17 will locate the entire base operating system in /usr. The directories /bin, /sbin, /lib, /lib64 will only be symlinks:"
  /bin → /usr/bin
  /sbin → /usr/sbin
  /lib → /usr/lib
  /lib64 → /usr/lib64

んー...嵌りそうな香りが漂う。サーバの再構築が面倒だけど、ここはクリーンインストールにしておこう。それにしても、最近 Fedora のアップデートは心臓に悪い!

1. まずは試行... preupgrade
クリーンインストールを覚悟すれば、恐れるものはない。てなわけで、preupgrade を試す。

  $ yum install preupgrade
  $ preupgrade
    再起動すると、grubメニューに "Fedora17 upgrade" の項が追加されるので、それを選択。

おっと!プログレスバーが30%ぐらいで止まったまま(sbcl 更新中...)。マウスは動くが、ハードディスクにアクセスがない。6時間以上待って電源を落とす。起動後、grubメニューから 再び upgrade を選択すると、続きが始まる。怪しいものの無事終了か?
とりあえず、問題なく動作する。サーバ系の設定も、だいたい継承されたみたい。中身を見ると、ゴミがわんさか残っている。なるほど、very special !!!
このままでも問題ないかもしれないが、あっさりと捨てる。

2. では本番... クリーンインストール
ファイルシステムは、ext4 で、まだ btrfs が選択できない模様。インストールで問題になるところは無し。
systemctl という文化に慣れない上に、SElinux の設定で気が狂いそうになる。一つ一つの設定に対して異常に反応が遅い。キーボードがかわいそう!
てめぇ、disabled にしたろうか!と何度つぶやいたことか。だが、"SELinux Management" のGUI環境を見つけて、少し冷静さを取り戻す。

  $ yum install policycoreutils-gui

3. GTK+2 を利用したアプリで警告 ...この警告は収まった。コメント参照...(2012-7-7)
Emacs を起動すると、stderr に警告が出る。

  Gtk-Message: Failed to load module "pk-gtk-module"

とりあえず問題にならないが、ちと気になる。アイコンから起動すれば目に入らなくて済むが、そうもいかん。ちなみに、Firefox(13.0.1) もコマンドから起動すると警告が出る。こっちは、そうもいく。Google Chrome(20.0.1132.47)もだけど、こっちは起動オプションを時々使うので、そうもいかん。

原因は、PackageKit-gtk3-module が入っていて、PackageKit-gtk-module が見当たらない。/usr/lib/gtk-2.0/modules/libpk-gtk-module.so を探しにいくが、実際は、/usr/lib/gtk-3.0/modules/libpk-gtk-module.so がある。おそらく、GTK+2用をどっかから持ってきて、/usr/lib/gtk-2.0/modules/ に放り込めばいいのだろうけど、そこまでやらんでもええか。
尚、GNU Emacs 24.0.97.1 (GTK+ version 2.24.10)。次期バージョンは GTK+3 対応か?ちなみに、gedit は警告が出ないから、GTK+3 に対応しているのだろう。

4. gnome3 はようやく馴染んできたか
当初、こいつのお陰で気が狂いそうになったが、ようやく飼い慣らした感がある。拡張機能のおかげで、「まず、アクティビティ!」という文化から解放されたのが大きい。とりあえず、これは必須か。

  $ yum install gnome-tweak-tool
  $ yum install gnome-shell-extension*
  $ yum install gnome-shell-theme*

[高度な設定]で、これができるだけでも救われる。
・"Dock 拡張機能" - 画面の右端にマウスカーソルを持っていくと、お気に入り群が出現。
・"Application Menu 拡張機能" - すべてのメニューを表示する足跡アイコンが登場。
・"Have file manager handle the desktop" - デスクトップにアイコン & 右クリックメニューを表示。
ちなみに、昔から愛用しているのがこれ。右クリックメニューに[端末を開く]という項目が追加される。

  $ yum install nautilus-open-terminal

1 コメント:

アル中ハイマー さんのコメント...

本日(2012-7-7)、yum update したら...
/usr/lib/gtk-2.0/modules/libpk-gtk-module.so を入れてくれた。
# PackageKit-gtk3-module.i686 0.7.5-1.fc17
よって、GTK+2 の警告は収まった。めでたしめでたし!

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