Contents
- 2024-12-29 "近代人の誕生 - フランス民衆社会と習俗の文明化" Robert Muchembled 著
- 2024-12-22 "空白との契約" Stanley Ellin 著
- 2024-12-15 "闇に踊れ!" Stanley Ellin 著
- 2024-12-08 "背徳者" André Gide 著
- 2024-12-01 "狭き門" André Gide 著
- 2024-11-24 "田園交響楽" André Gide 著
- 2024-11-17 "ビジョナリー・カンパニー ZERO" Jim Collins, William Lazier 著
- 2024-11-10 "専門家の予測はサルにも劣る" Dan Gardner 著
- 2024-11-03 "ホモ・ルーデンス - 人類文化と遊戯" Johan Huizinga 著
- 2024-10-27 "人間・この劇的なるもの" 福田恆存 著
- 2024-10-20 "マイケル・ポランニー「暗黙知」と自由の哲学" 佐藤光 著
- 2024-10-13 "エフォートレス思考" Greg McKeown 著
- 2024-10-06 "芸術作品の根源" Martin Heidegger 著
- 2024-09-29 "いまだない世界を求めて" Rodolphe Gasché 著
- 2024-09-22 "五輪書" 宮本武蔵 著
- 2024-09-15 "福翁百話" 福澤諭吉 著
- 2024-09-08 "福翁自伝" 福澤諭吉 著
- 2024-09-01 "学問のすゝめ" 福澤諭吉 著
- 2024-08-25 "興奮" Dick Francis 著
- 2024-08-18 "証拠" Dick Francis 著
- 2024-08-11 "単位と比 - わけのわかる算数のはなし" 芹沢正三 著
- 2024-08-04 "アジャイルサムライ - 達人開発者への道" Jonathan Rasmusson 著
- 2024-07-28 "集合知プログラミング" Toby Segaran 著
- 2024-07-21 "Beautiful Testing" Tim Riley & Adam Goucher 編
- 2024-07-14 "Visualizing Data - Processing による情報視覚化手法" Ben Fry 著
- 2024-07-07 "数学の学び方・教え方" 遠山啓 著
- 2024-06-30 "世界でもっとも正確な長さと重さの物語" Robert P. Crease 著
- 2024-06-23 "百年の孤独" Gabriel Márquez 著
- 2024-06-16 "作品は「作者」を語る" ソーントン不破直子, 内山加奈枝 編著
- 2024-06-09 "歴史を変えた 6 つの飲物 - ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、茶、コーラが語るもうひとつの世界史" Tom Standage 著
- 2024-06-02 "世界を変えた「海賊」の物語 - 海賊王ヘンリー・エヴリーとグローバル資本主義の誕生" Steven Johnson 著
- 2024-05-26 "世界が動いた「決断」の物語 - 新・人類進化史" Steven Johnson 著
- 2024-05-19 "世界を変えた 6 つの「気晴らし」の物語 - 新・人類進化史" Steven Johnson 著
- 2024-05-12 "世界をつくった 6 つの革命の物語 - 新・人類進化史" Steven Johnson 著
- 2024-05-05 "音楽は絶望に寄り添う - ショスタコーヴィチはなぜ人の心を救うのか" Stephen Johnson 著
- 2024-04-28 "MIND パフォーマンス HACKS - 脳と心のユーザーマニュアル" Ron Hale-Evans 著
- 2024-04-21 "コミュニケーションとコンピュテーション" 稲垣康善 著
- 2024-04-14 "方程式のガロア群" 金重明 著
- 2024-04-07 "代数方程式とガロア理論" 中島匠一 著
- 2024-04-01 リンゴの力学... 存在の重さは何グラム?
- 2024-03-24 "ビッグ・クエスチョン" Stephen W. Hawking
- 2024-03-17 "FACTFULNESS" Hans Rosling, Ola Rosling, Anna Rosling Roennlund 著
- 2024-03-10 "饒舌について 他五篇" プルタルコス 著
- 2024-03-03 "プリューターク英雄伝" プリューターク 著 & 澤田謙 編
- 2024-02-25 "向上心" Samuel Smiles 著
- 2024-02-18 "自助論" Samuel Smiles 著
- 2024-02-11 "LIFE SHIFT - 100年時代の人生戦略" Lynda Gratton & Andrew Scott 著
2024-12-29
"近代人の誕生 - フランス民衆社会と習俗の文明化" Robert Muchembled 著
2024-12-22
"空白との契約" Stanley Ellin 著
2024-12-15
"闇に踊れ!" Stanley Ellin 著
2024-12-08
"背徳者" André Gide 著
2024-12-01
"狭き門" André Gide 著
2024-11-24
"田園交響楽" André Gide 著
2024-11-17
"ビジョナリー・カンパニー ZERO" Jim Collins, William Lazier 著
2024-11-10
"専門家の予測はサルにも劣る" Dan Gardner 著
2024-11-03
"ホモ・ルーデンス - 人類文化と遊戯" Johan Huizinga 著
2024-10-27
"人間・この劇的なるもの" 福田恆存 著
2024-10-20
"マイケル・ポランニー「暗黙知」と自由の哲学" 佐藤光 著
2024-10-13
"エフォートレス思考" Greg McKeown 著
- エフォートレスな精神... 余裕のマインドを手に入れ、難易度を下げることに抵抗しない。
- エフォートレスな行動... 最も効率のよいポイントで実行する。
- エフォートレスな仕組み... 行動パターンを自動化し、成果が勝手についてくる仕掛けをこしらえる。
2024-10-06
"芸術作品の根源" Martin Heidegger 著
2024-09-29
"いまだない世界を求めて" Rodolphe Gasché 著
2024-09-22
"五輪書" 宮本武蔵 著
2024-09-15
"福翁百話" 福澤諭吉 著
2024-09-08
"福翁自伝" 福澤諭吉 著
2024-09-01
"学問のすゝめ" 福澤諭吉 著
2024-08-25
"興奮" Dick Francis 著
2024-08-18
"証拠" Dick Francis 著
2024-08-11
"単位と比 - わけのわかる算数のはなし" 芹沢正三 著
2024-08-04
"アジャイルサムライ - 達人開発者への道" Jonathan Rasmusson 著
2024-07-28
"集合知プログラミング" Toby Segaran 著
2024-07-21
"Beautiful Testing" Tim Riley & Adam Goucher 編
2024-07-14
"Visualizing Data - Processing による情報視覚化手法" Ben Fry 著
2024-07-07
"数学の学び方・教え方" 遠山啓 著
2024-06-30
"世界でもっとも正確な長さと重さの物語" Robert P. Crease 著
長さを測る。重さを量る。それは何を意味するのか。あらゆるものを計測する。それは単なる慣習か。あらゆるものの基準をつくる。それは人間の本性か...
度量衡体系にも社会的な意味がある。相互理解をもたらす尺度として、価値や文化の共有、国際協調といった意識を高める上でも。それは、身体尺に始まったとさ...
尚、吉田三知世訳版(日経BP社)を手に取る。
身体に結びつく尺度では... インチは親指の長さ。フィートは足の長さ。ヤードについては諸説ある。アングロサクソン人のウェスト回りのサイズや、イングランド王ヘンリー 1 世が自分の鼻先から親指までの長さとしたなど、はたまた、古代ギリシアの長さの単位キュビットの倍だとか。
生活習慣と結びつく尺度では... エイカーは、一日に一人で耕せる面積。ポンドは、一日に消費するパンの製粉量... こうして人類は、まず自分自身の感覚を尺度の基準としてきた。客観的な知識は、主観の中でもがいた結果得られる。それは、絶対的な認識能力なんぞ持ち合わせていない知的生命体の宿命である。
本物語は、あのダ・ヴィンチが理想とした身体像「ウィトルウィウス的人体図」の考察に始まり、腕の長さ、足の長さ、ヘソの位置、頭の大きさ、肉づきに宇宙のメカニズムを見る。人体の対称性こそが宇宙の秩序を表し、霊的な次元を映し出し、調和と完全性を体現する。
そして、すべての測定単位が自然界の物理現象によって定められた時、単位系の意義が浮かび上がる。計測基準が人工物の呪縛から解かれるということは、真の知識が解放されるってことか。それは、パンドラの箱を開けちまうようなものか...
物理量は、すべて計測の対象になり得るだろうか。計測するという行為が人間の本能に根ざしたものかは知らんが、抽象的な物理量には抽象的な単位が必要だ。計測の問題では、科学者たちは絶対の真実に到達できないと考えているのか。だから、誤差に問いかけるのか...
「われわれは神の計り知れぬ目的など知らないし、神の計画を理解することもできない。われわれにわかるのは、神は自らの下僕(しもべ)に誤解させておくのがふさわしいと思うかもしれないということだけだ。」
... プラグマティズムの創始者チャールズ・S・パース
国際単位系(SI)において、人工物が基準となっていた最後のものは、キログラムであったという。それも、2019 年のことで、本書が刊行された 2014 年よりも新しい。それまでは、白金イリジウム合金でできた国際キログラム原器が基準となっていた。
現在の SI の基本単位は七つ... 秒はセシウムの超微細遷移周波数、メートルは真空中の光の速さ、キログラムはプランク定数、アンペアは電気素量、ケルビンはボルツマン定数、モルはアボガドロ定数、カンデラは視感効果度が、それぞれ定義定数とされる。
確かに、単位系は客観的な数値で決定し、人工物の入り込む余地は残さない方がいい。
しかし、単位ってやつは習慣と深く結びつくもので、今更、アメリカンフットボールをメートル法にするわけにもいくまい。
通信業者が公表するデータ転送速度はどうか。何々 Gbps 契約という名目で、60% も確保できれば御の字!
自動車会社が公表する燃費は、実際の道路事情に適合しているか。それで、ユーザが飼い慣らされてりゃ、世話ない。
法律にも似たところがある。慣習法ってやつが、それだ。条文が慣習として馴染まなければ、形骸化しちまうばかりか、犯罪の温床に...
そして、キログラムの定義に対するジョークが飛び出す...
「量子力学が不得手な肉屋や八百屋にはとんだ災難だ!」
慣習に看取られた人工物の呪縛では、「正午の号砲」というエピソードがなかなか...
何百年もの間、誰もが正午の号砲によって時間をあわせる慣わしとなっていたとさ。おかげで村人たちの生活は安定し、仕事から密会に至るまで、あらゆることを計画できる。
そこで、一人の少年が疑問を抱いた。いったいどうやって大砲を鳴らす時間を知るのか?砲兵の隊長が、正確な時を刻む時計を誇らしげに見せる。その時計はどうやって時間を合わせるのか?時計屋の大時計で合わせてもらうのさ。時計屋の大時計は、どうやって時間を合わせるのか?そりゃ、正午の号砲で合わせるのさ!
習慣ってやつは、恐ろしい。無条件に信頼を勝ち取るのだから。科学で裏付けられた知識よりも。それで無限循環論に囚われてりゃ、世話ない...
2024-06-23
"百年の孤独" Gabriel Márquez 著
2024-06-16
"作品は「作者」を語る" ソーントン不破直子, 内山加奈枝 編著
2024-06-09
"歴史を変えた 6 つの飲物 - ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、茶、コーラが語るもうひとつの世界史" Tom Standage 著
2024-06-02
"世界を変えた「海賊」の物語 - 海賊王ヘンリー・エヴリーとグローバル資本主義の誕生" Steven Johnson 著
2024-05-26
"世界が動いた「決断」の物語 - 新・人類進化史" Steven Johnson 著
2024-05-19
"世界を変えた 6 つの「気晴らし」の物語 - 新・人類進化史" Steven Johnson 著
2024-05-12
"世界をつくった 6 つの革命の物語 - 新・人類進化史" Steven Johnson 著
2024-05-05
"音楽は絶望に寄り添う - ショスタコーヴィチはなぜ人の心を救うのか" Stephen Johnson 著
2024-04-28
"MIND パフォーマンス HACKS - 脳と心のユーザーマニュアル" Ron Hale-Evans 著
2024-04-21
"コミュニケーションとコンピュテーション" 稲垣康善 著
2024-04-14
"方程式のガロア群" 金重明 著
2024-04-07
"代数方程式とガロア理論" 中島匠一 著
2024-04-01
リンゴの力学... 存在の重さは何グラム?
2024-03-24
"ビッグ・クエスチョン" Stephen W. Hawking
- 神は存在するのか?
- 宇宙はどのように始まったのか?
- 宇宙には人間のほかにも知的生命が存在するのか?
- 未来を予言することはできるのか?
- ブラックホールの内部には何があるのか?
- タイムトラベルは可能か?
- 人間は地球で生きていくべきなのか?
- 宇宙に植民地を建設するべきなのか?
- 人工知能は人間より賢くなるか?
- より良い未来のために何ができるか?
2024-03-17
"FACTFULNESS" Hans Rosling, Ola Rosling, Anna Rosling Roennlund 著
- 分断本能... 世界は分断されているという思い込み
- ネガティブ本能... 世界はどんどん悪くなっているという思い込み
- 直線本能... 世界の人口はひたすら増え続けているという思い込み
- 恐怖本能... 危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込み
- 過大視本能... 眼の前の数字が一番重要だという思い込み
- パターン化本能... ひとつの例がすべてに当てはまるという思い込み
- 宿命本能... すべてはあらかじめ決まっているという思い込み
- 単純化本能... 世界はひとつの切り口で理解できるという思い込み
- 犯人探し本能... 誰かを責めれば、物事は解決するという思い込み
- 焦り本能... いますぐ手を打たないと大変なことになるという思い込み